菜の花のシンプルパスタ

 

季節の野菜、菜の花のパスタです。

よく行く鎌倉の野菜直売所で、みずみずしい採れたての菜の花が手に入ったので、できるだけ簡単に仕上げました。
甘くて、ほのかに緑の香りがするパスタになりました。

使用する材料の量は、おおよその目安を記させていただきます。
イタリアでレストランの厨房にいる時、感覚で料理することを教えられました。

調理時間や、塩のグラム数など気にする私に「気温などから心地よい塩分などは、変わるもの。美味しいものを作ることだけを考えて仕事しなさい」と言われました。

色々試されて、ご自分の美味しい一皿を目指してみてください。

 

調理時間

00:10

 

材料(2人前)

  1. パスタ

    160g
    菜の花を楽しむ一品なので、スパゲッティーは、あまり主張しない1.6mmくらいのものがお勧めです。
    使用したフェリチェッティの「有機栽培セモリナ粉のスパゲッティ」は、1.7mmです。

  2. にんにく

    一かけ(角砂糖の一回り小さいくらい大きさです)
    国産です。にんにくにしっかり水分が残っている事が大切です。
    薄くスライスしておきます。にんにくを効かせたい場合は、潰してからスライスします。

  3. 菜の花

    10cmくらいのを5~6本、ちょっと多めにしました。
    菜の花は、半分に切っておきます。少し時間の経ってしまった菜の花の場合は、硬くなった切り口の所を切り落としておきます。

  4. エキストラバージンオリーブオイル

    調理の始めに大さじ2くらい、そして仕上げには、火を止めてからひと回しです。

 

つくりかた

  1. パスタを茹でます。

    パスタは、美味しい塩味を付けることが大事です。1%以上の塩で茹でてください。今回は、1,2%くらいだと思います。そして、塩はぜひ粗塩をお使いください。1kg500円程度のものでも十分美味しく出来ます。

  2. アーリオオーリオを作ります

    フライパンにオリーブオイルを入れて弱火で加熱します。じっくり、オリーブオイルでにんにくを温めます。

    2〜3分くらい経って、
    ・ニンニクがフニャフニャなら、火が弱すぎ
    ・濃いキツネ色なら、火が強すぎです。

    シュワシュワとニンニクから泡が出てきて、ゆっくり色づけます。キツネ色になりかけたところで、強火にして、パスタの茹で汁を、おたまで軽く一杯フライパンへ

    フライパンがジュワーッっと言ったら成功。ニンニクのうま味がオイルに出てきます。
    火を止めて、フライパンを揺すります。

    茹で汁+アーリオオーリオの美味しいパスタソースのできあがり

    この時、ニンニクが焦げているようでしたら、茹で汁を入れるタイミングが少し遅かったと言うことですので、次回は少し早めに入れて下さい。

  3. 茹でているパスタに菜の花を加えます。

    茹で上がり2分前に茎の方を、1分前に花の方を鍋に入れます。菜の花のゆで時間は、お好みでお決め下さい。

  4. 茹で上がったら、アーリオオーリオのフライパンへ

    私は、ツルツル、シコシコの歯ごたえが好きなので、フライパンの火は付けないで仕上げます。軽く混ぜ合わせて、仕上げのエクストラバージンを加えてできあがり。

このレシピに、アンチョビや玉ねぎを加えたりすると、グッとボリュームがある一皿にもなります。ぜひお試し下さい。

 

投稿日2015年2月17日 更新日2021年2月13日

#, #

ヒナタノ店主・加藤 昭広

おいしいもので喜んでいただくことが大好きです。おいしいものを探してイタリアへ移住。気がついたら仕事になっていました。
自他ともに認めるオリーブオイル ヲタクです。
このブログでは、おいしい話しやイタリアの職人さんたちから聞いた小ネタを紹介しています。