こんにちは、
イタリアで
美味しいものを探して
お届けする
ヒナタノという
お店を営んでおります。
加藤と申します。
パスタも扱っております。
さて、素朴な疑問
何でパスタを茹でる時
塩をたくさん使うのか?
お蕎麦やうどんは
茹でるお湯の
沸点を上げるために
塩をひとつまみ
茹でるお鍋に加えます。
一方、
パスタを茹でる時の
お塩は
パスタに味を付けるのが
目的になります。
そこで、
もうひとつ疑問
なんで茹でる時に
塩味をつけるの?
ナポリタンとか
作る時には
ケチャップ使うから
塩味つけて茹でると
しょっぱく
なってしまうのよね。
おっしゃるとおりです。
実は、
パスタのレシピは
ナポリタンのような
日本発祥のものと
イタリア式のものに
分かれます。
ナポリタンは
イタリアにありません。
イタリア式のレシピは
パスタに塩味を付けて
具材は薄味になります。
では、なんで
イタリア式のレシピは
パスタに味をつけるのか
それは、
その方が
美味しいからです。
ちゃんと作られた
乾燥パスタは
乾燥させる時に
40度以下の温度で
ゆっくり時間を
かけて乾かします。
その温度で
乾燥させると
パスタのデンプン質が
甘みに変わるからです。
この甘みのある
デンプン質へ
茹でている最中に
塩味を付けます。
お塩も
熱が加わると
旨みに変わりますよね。
お肉を焼く時
焼く前にお塩を
かけたのと
焼いた後に塩を
かけたのとを
比べてみると
後からの方が
味が少し尖りませんか?
それと同じです。
甘みが加わった
パスタのデンプン質に
茹でている時に
美味しい塩味を
つける。
乾燥パスタが
食べられ始めた頃は
その茹でただけの
パスタに
オリーブオイルを
かけただけで
食べられていました。
具材を合わせる
ようになったのは
後からのようでしたし
乾燥パスタは
庶民の食べ物でした。
パスタに
具材を使うのは
贅沢だったみたいです。
それに茹でただけでも
美味しいオリーブオイル
使ったら
これだけで
十分美味しい
この茹でて
オリーブオイルを
かけただけの
パスタは
今でもイタリアで
食べられています。
塩むすび
のような感じです。
さて、最後に
何で日本発祥の
パスタレシピは
なぜ、茹でる時に
塩味を付けないか
ここは、
確証が無いのですが
きっと、
日本でパスタが
食べ始められた頃の
パスタは、
イタリアのパスタとは
別物だったのでは
と思います。
パスタって、本物は
粗挽きの小麦粉
セモリナ粉で
作られているので
茹でている時に
強火で茹でても
吹きこぼれないのです。
でも、
日本で売られている
スパゲッティ
吹きこぼれちゃうもの
ありますよね。
ここから下は
オリーブオイルの
色々な情報について
ご案内しております。
何かの
お役に立てれば
嬉しいです。
オリーブオイルの品質や鮮度について
鮮度が良くて、飲んでも美味しいオリーブオイルとは、どんなものかを書きました。
「飲んでも良いオリーブオイルと駄目なオリーブオイル」
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健康に良いオリーブオイルの成分ごとに整理した健康への効果
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