オリーブオイルの料理はこんなに簡単なものもある
イタリア料理というと、どういうものを想像されますか?手が込んでいて美しい一皿。
はい、イタリアでも、レストランの料理はそうですが、普段は、すごく簡単なものを食べています。その一皿をご紹介します。
オリーブオイルと季節の野菜茄子で焼き茄子
手順は、茄子を1cmくらいの厚さに切って、弱火で焼く。これだけです。
ただし、焼くときにオリーブオイルを引いてはいけません。空焼きです。
ひたすら焦げないように焼いて水分を飛ばしてください。ゆっくりゆっくりです。
これは15くらい火を入れた状態です。あと少し火を入れます。
しわしわになるまで水分を抜いたら、お皿に盛りつけて美味しいエクストラバージンオリーブオイルをたっぷりかけます。
思いっきりヒタヒタになるくらいです。すると、乾ききった茄子がオリーブオイルを吸ってくれてジューシーに。茄子のオリーブの実の生搾りジュースでお浸しです。これがイタリア風焼き茄子です。
大事なのは、鮮度の良いエクストラバージンオリーブオイルを使用すること。
日本の焼き茄子のように、丸ごと焼いて皮を焦がせてから剥く場合もあります。melanzane sott’olio(イタリア語で茄子のオリーブオイル漬けという意味)で検索してみてください。そのように作られた瓶詰めの画像がたくさん出ています。
そもそも野菜のオリーブオイル漬けは、イタリアでは伝統的な野菜の保存食。よく食べられています。
焼き茄子のオリーブオイル漬けとモッツァレラチーズのパニーノ
ご紹介したスライスしたタイプの茄子のオリーブオイル漬けは、イタリアの食料品店でよく売られています。
町中にある個人経営の食料品店では、野菜のオリーブオイル漬けが、チーズ類やパンなどと一緒に売られていますので、お願いすれば好きな具材のパニーノをその場で作ってくれます。これが美味しいのです。この茄子のオリーブオイル漬けとモッツァレラチーズのパニーノは、私の好物です。
パニーノは、イタリアのサンドイッチです。最近よく聞きすよね。でも日本ではパニーニと言われていますが、これはイタリア語の複数形ですので、イタリアで「パニーニをください」と言うと「何個欲しいの?」と聞かれるはずです(笑)
ほかにもたくさんある野菜のオリーブオイル漬け
ほかにもグリルしてオリーブオイル漬けにする野菜は、ズッキーニ、パプリカ、アスパラ、アーティーチョーク、ポルチーニ茸等々たくさんあります。この後も時々作り方ご紹介していきます。
オリーブオイルを使ったイタリア風焼き茄子のまとめ
1.茄子を1cmくらいの厚さに切って弱火で焦がさないようにゆっくり焼く
2.鮮度の良いエクストラバージンオリーブオイルをたっぷり注ぐ。
これだけです。
ぜひお試しください。
hinatano加藤 昭広