本物オリーブオイルを選ぶ時に参考にしていただきたいこと

鮮度の良い良質なエキストラバージンオリーブオイルはサラサラ

オリーブオイルの本物を選ぶポイント

 

本物エキストラバージンオリーブオイル(以下オリーブオイル)を選ぼうと検索すると、色々な情報が出ています。
でも、専門的な事がたくさん出ていたり、結局は商品の宣伝だったり。

本物のオリーブオイルを選ぶ上で、ぜひお気に留めていただきたいことをご案内します。
実は、私もイタリア食材のインポーターですが、本日は宣伝ではございません(笑)

 


 

本物のオリーブオイルを選ぶ前に

世の中に出ているオリーブオイルは偽物だらけ!
本物オリーブオイルは極めて稀少
小売店で売られているオリーブオイルのうち、本物は1割~2割

こういうことが話題になりましたよね。

きっと本物のオリーブオイル選び方にお困りと思います。
オリーブオイルから他の食物油に移られる方もいるようで、私の卸先で困っている方もいらっしゃいます。

鮮度の良いエクストラバージンは、オリーブの実の生搾りジュース

まず偽物オリーブオイルと言われているものを簡単に整理してみます。

1.他の食物油が混入されているエキストラバージンオリーブオイルですら無いもの

2.エキストラバージンオリーブオイルだけど、産地が偽装されているもの

3.日本にエキストラバージンオリーブオイルの法的な基準が無いのを良いことに勝手に名乗っている品

4.元々は国際基準を満たしたエキストラバージンオリーブオイルだけど、輸送や管理が悪くて劣化したもの

 

1.2.3に関しては安価な品に多いです。4はありがちな話です。
これだけあると確かにかなりの割合が、本物とは言えないエキストラバージンオリーブオイルです。
お客様も小売店の方も選び方に困ると思います。

でも、これらを全部知ることができて管理差配できる立場にあるのは、私も含めたインポーターと呼ばれる輸入者です。
オリーブ農園

オリーブオイルの買い付けで生産現場は見られますし、卸先への納品方法や夏場の倉庫の選択、卸先の店舗内容などを把握できますから、お客様が召し上がるまで本物オリーブオイルの状態でお渡しできるか、輸入者は予想できます。

本物のエキストラバージンオリーブオイル選ぶときには、インポーターの取り組み内容もホームページなどでチェックしてみてください。個人で営んでいる素晴らしいインポーターさんがたくさんいます。

でも実は、残念なことにオリーブオイルに詳しくない輸入者もいるようです。
そうなると困ることが起きます。例えば物流方法です。

 


 

本物で優秀なオリーブオイルを選ぶ品評会に劣化品が出てしまう理由

オリーブオイル品評会の選考用に、なぜか劣化したオリーブオイルが提出されてくる。
こういう記事を読んだことがあります。劣化オリーブオイルは結構な割合らしいです。

たぶん劣化したオリーブオイルを出展された方は、オリーブオイルの輸入が本業では無くて、温度管理が必要な事とかご存じでは無かったかもしれないです。副業でオリーブオイルを扱われる方は結構います。

そういう方は、日本への運び方をオリーブオイルの生産者に聞きます。
オリーブオイル生産者は「船で普通に運んで問題無いよ。」と言うと思います。私の取引先もそう言います。

でも、イタリアのオリーブ生産者は、日本への航路で中東やインド洋など高温地帯を通ることを知りません。日本の位置を正確に知らない方もいます。

 


 

本物のオリーブオイルを一番知っている人を選ぶ

でも、そういうことから大切な本物オリーブオイルを守るのもインポーターの仕事だと思いますし、そのような仕事をされている方もたくさんいらっしゃいます。

小売店や専門店の方も良いインポーターかを目利きされている方もたくさんいらっしゃいます。
本物オリーブオイルを選ぶときには、ぜひインポーターもお気になされてみてください。
オリーブオイルのボトルの日本語ラベルに輸入者名が書いてあります。

虫食いが少ない有機栽培エキストラバージンオリーブオイルの畑の実

 


 

まとめ 本物のオリーブオイルを選ぶときに参考にしていただきたいこと

本物のエキストラバージンオリーブオイル選びの際にお悩みでしたら、ぜひオリーブオイル輸入者を探すという視点でも探してみてください。本物のエキストラバージンオリーブオイルをお客様にお届けしたいと思っている人はたくさんいます。

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ヒナタノ店主・加藤 昭広

おいしいもので喜んでいただくことが大好きです。おいしいものを探してイタリアへ移住。気がついたら仕事になっていました。
自他ともに認めるオリーブオイル ヲタクです。
このブログでは、おいしい話しやイタリアの職人さんたちから聞いた小ネタを紹介しています。