オリーブオイルに含まれる肌や体に良い成分ビタミンE(αトコフェロール)について

オリーブオイルのティスティング

オリーブオイルにはビタミンEも含まれる。

体に良い食物油と言われているのはたくさんありますが、どの油にどのような効果・効能があるか気になるところです。

オリーブオイルには、オレイン酸やポリフェノールのほかに、ビタミンEが含まれています。
このビタミンEは、体に良い数々の効能があるもので、サプリメントとしても売られています。
オリーブオイルには、ビタミンEの中で一番作用が高いものが含まれています。

 


 

オリーブオイルに含まれるビタミンEは、最強のαトコフェロール

エキストラバージンオリーブオイル(以下オリーブオイル)には、ビタミンEが含まれています。
ビタミンEは油脂に溶けるビタミンで、抗酸化作用と活性酸素を抑える力があり、肌荒れ予防や老化の防止、加えて血中コレステロールを酸化から守り、動脈硬化の予防に効果があると言われている成分です。

鮮度の良い良質なエキストラバージンオリーブオイルはサラサラ

ビタミンEの作用をする物質はトコフェロールと言われ、数種類存在するのですが、オリーブオイルには、最も作用が高いα(アルファ)トコフェロールが含まれています。

このαトコフェロールは、ポリフェノールと共にオリーブオイルを酸化から守る働きもしています。

 


 

精製したピュアオリーブオイルにビタミンEは?

ビタミンE(αトコフェロール)のような体に良い栄養素は、精製すると無くなってしまいます。もともと精製は、酸度を下げるのと無味無臭にするのが目的ですので無理もありません。

この理由からも、ピュアオリーブオイルを「飲むオリーブオイル」としてはお勧めできません。

 


 

オリーブオイルに含まれるビタミンE(αトコフェロール)は扱い次第で減ってしまう

オリーブオイルのビタミンE(αトコフェロール)は、光に当てると減ってしまうことが分かっています。
光に当てると最初の3ヶ月で一気に20~30%減ってしまいます。

ですので、もし肌用のオリーブオイルが、光を透すような容器に入っていたら、遮光ボトルに移すのをお勧めします。

スキンケア用オリーブオイル

 


 

オリーブオイルに含まれるビタミンE(αトコフェロール)についてのまとめ

1.エキストラバージンオリーブオイルには、ビタミンEが含まれています。
それも一番作用が高いと言われているα(アルファ)トコフェロールが含まれています。

2.αトコフェロールの効果・効能は、抗酸化作用と活性酸素を抑える力です。
そこから肌荒れ予防や老化防止、動脈硬化の予防などが挙げられます。

3.オリーブオイルに含まれるαトコフェロールは、光にあたると減ってしまう。

 

次回はαトコフェロールが、どのように減少するかを詳しくご案内いたします。
hinatano 加藤 昭広

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ヒナタノ店主・加藤 昭広

おいしいもので喜んでいただくことが大好きです。おいしいものを探してイタリアへ移住。気がついたら仕事になっていました。
自他ともに認めるオリーブオイル ヲタクです。
このブログでは、おいしい話しやイタリアの職人さんたちから聞いた小ネタを紹介しています。