美味しいオリーブオイルの探し方、ティスティング方法をご説明いたします。

濃厚なオリーブオイル

美味しいオリーブオイルを探すには、味見が一番

自分好みのオリーブオイルを探すには、味見が一番確実ですよね(笑)
最近は、百貨店のイタリア展などでも味見させてくれるところが増えました。
でも、ちょっとコツを掴むと鮮度まで分かるようになります。
それも簡単な方法で、難しいことを言い出したらお買い物が楽しく無くなってしまいますので、簡単な方法です。(笑)

 

自分好みのオリーブオイルを探すための味見には、専門知識は不要です。
だって決めるのはご自身ですから(笑)
それに、ちょっとしたことでオリーブオイルの鮮度まで分かるようになります。

パンに付けて味見。確かに味自体は分かると思います。
でも、パンの味も混じってしまってオリーブオイル味を覚えられないので、少量でも口に含んでみる事をお勧めします。

軽く一口含んだら、まずは目を閉じる。
目を閉じると香りや味に対して敏感になれます。ゆっくり味わってください。
少し心得のある店員さんなら、あなたの目を閉じてティスティングする姿を見て接客に緊張感を覚えるでしょう(笑)
それだけでも効果あり。です。(笑)

オリーブオイルのティスティング

よくプロのソムリエの方が、オリーブオイルを含んで口に空気を送って「ズッズッ」とやりますよね。
空気によって口の中のオリーブオイルを霧状にして、より詳細に香りや味を感じるようにするのですが、
あれは一般の方には不要だと思います。「ズッズッ」とやりながらご飯は食べませんからね(笑)
一般の方は、そこまで詳細に味や香りが分からなくても良いと思います。

苦みや辛味を感じながら、自分の好みか確かめて、
最後に飲み込むときに「スッと後味が抜けていけば、概ね新鮮」
古くなったのや劣化したのは、「グッと後味が止まるというか、引っかかる」のです。
文章では上手く説明できないのですが、これは場数を踏んでいただくのが一番だと思います。

 

このティスティング方法は、ニョッキ作りに苦戦しているときに
レストランのオーナーから教えてもらいました。

目を閉じて味見をするというのは、私がイタリアのレストランでコックをしていたときにオーナーから教えてもらいました。

新ジャガでニョッキを作ったら「どうも舌触りがよろしくないので、なんとかしろ」とオーナー。
何度も試作して、試食してもらったときにオーナーが目を閉じて味見して。
「いいか、味見とは目を閉じて行うものだ。目を閉じるとバターの香りが口から鼻へ回るんだ。ほら回るだろ、よし合格!」
私は舌触りに苦労してたはずなのですが(笑)イタリアです。

 

ティスティングに慣れてきたら、好きな料理を思い起こして頭の中で足し算

いくつか味見をしてみて、どれにしようか悩んだら、オリーブオイルを使用する料理の味を思い出してください。そうして頭の中で足し算してみて、いちばん美味しそうな料理(含むオリーブオイル)になったら、それがその日会った美味しいオリーブオイルです。

あと、さっきお話しした「鮮度」も加味してくださいね。せっかくお金を払うなら鮮度が良い方が良いですよね。(笑)

 

まとめ 美味しいオリーブオイルを見つけるティスティング方法

1.口にふくんだら、目を閉じましょう。香りと味に敏感になれます。
2.後味が、スッと抜けていくようなら新鮮。グッと残るようなら少し悪くなっている。
 ※これはきっと、劣化すると増える遊離脂肪酸の量に起因していると思います。
3.悩んだら、料理の味を思い出して、オリーブオイルの味と頭の中で足し算。それで美味しい方にする。

最大の効果は、そういうティスティングをされている方に対しては、お店の接客が変わること、かも知れません。(笑)

 

hinatano 加藤 昭広

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ヒナタノ店主・加藤 昭広

おいしいもので喜んでいただくことが大好きです。おいしいものを探してイタリアへ移住。気がついたら仕事になっていました。
自他ともに認めるオリーブオイル ヲタクです。
このブログでは、おいしい話しやイタリアの職人さんたちから聞いた小ネタを紹介しています。