パスタの標準茹で時間
パスタの茹で時間について、標準茹で時間よりも短い方が良いという人もいれば、時間通りが良いという人もいます。
いったいどちらが正しいのか、それには茹でてから後の工程が関係してきます。
パスタの茹で時間が短い場合と時間通りの場合では、あとの手順が違う
パスタの仕上げ方は、人それぞれ好みがあります。
一番大きな違いは、茹でた後のフライパンの中での調理方法です。
茹でたパスタをソースに絡めるとき、フライパンの火は、つけますか?消されますか?
一見小さな違いのようですが、パスタの仕上がりは全然違います。
パスタを標準茹で時間より短めにゆで上げる人は、きっと火をつけたままフライパンの中でソースに絡めると思います。こうするとパスタの中にソースの味がしみこみます。でも茹でた後に再加熱するので表面のツルツル感が少なくなります。
一方、火を消したフライパンでパスタを絡める人は、きっと標準時間通りの茹で時間を好むのではないでしょうか。ソースがパスタの中に染みこむのは期待できませんが、パスタの食感が良い。歯ごたえ好きの方には、こちらがおすすめです。
この二つの方法は、どちらが正しいというのは無いと思います。作るパスタのレシピごとに使い分けるのが良いのではないでしょうか。例えばボンゴレ。ボンゴレをペンネやリガートニで作ってみてください。パスタの標準茹で時間より短めにゆで上げて、アサリを白ワインで蒸したフライパンの中に入れて1分弱煮込む。パスタの中までアサリの旨みが入っておいしいですよ。
同じように二つに分かれる肉の焼き方
どちらが正しいと言うことが無くて、好みが二分する調理法にお肉の焼き方があります。
お肉を焼くときは、先に塩をふるか、焼き上がってから塩をふるか。
先に塩をふれば、塩味に熱が加わって旨みになります。しかし肉汁は出やすくなってしまう。
後から塩をふれば、肉汁は出にくいですけど塩味の旨みは、先に塩をふった方が美味しい。
私は後から派です。
パスタをおいしくする茹で時間で、塩むすびのような魅惑のパスタを
パスタそのものの味を楽しむのなら、お米で言うところの”塩むす”びはいかがでしょう
きっちり標準茹で時間通りにゆで上げて、オリーブオイルをまぶすだけ。
オリーブオイルがおいしいと、とんでもなく感動的な一皿になります。
見た目がシンプルなのに美味しいし、オリーブオイルの美味しい香りも同時に楽しめるからです。
この食べ方がお気に召したら、茹で上がる数分前にお野菜をパスタを茹でている鍋に加えてみてください。
それだけで、温野菜とパスタを同時に楽しめる一皿になります。
まとめ パスタのおいしい茹で時間
パスタを標準茹で時間より短めに茹で上がる場合は、フライパンの中などでソースに絡める時に”火をつけて味をパスタにしみこませたい”場合です。パスタに味はしみこみますが食感は悪くなります。
標準茹で時間通りにパスタを茹でる人は、ソースに絡めるときにフライパンの火をつけずに絡める人が多いです。パスタの食感はこちらの方が良いと思います。
両方使い分けるとお料理が楽しくなりますよ。