2種類あるオリーブオイルのブレンドの意味

エキストラバージンオリーブオイル

印象的に悪いオリーブオイルのブレンドですが

エキストラバージンオリーブオイル(以下オリーブオイル)のブレンドと聞いてどのような印象を持たれますか?

ブレンドを”混ぜる”と解釈すると、微妙な印象になります。
でも、実はオリーブオイルには伝統的な美味しいブレンドレシピというものも存在します。

 


 

オリーブオイルは伝統的なブレンドのレシピもある

オリーブオイルにブレンドは、何も低品質なものを色々ブレンドするだけではありません。
伝統的に複数のオリーブオイルをブレンドして一つの味を作る場合があります。

オリーブの木は、全国的に育つものもあれば、ある地域だけしか育たないものもあります。
複数のオリーブの木が存在する場合は、より美味しいオリーブオイルにするためにブレンドして味を作り上げていきます。

完熟した収穫期のタジャスカ種のオリーブ

例えば、トスカーナ州で有名なフラントイオという品種があります。
この品種は尖った辛味が特徴です。同じ辛味が持ち味のレッチーノ種とは違う辛味です。

でもこのフラントイオという品種は、それだけでオリーブオイルを作ると味が物足りない。そのため、複数品種をブレンドしてオリーブオイルにします。世界的に人気のあるトスカーナ州のオリーブオイルですが、評価が高いオリーブオイルは、ほぼ複数品種のブレンドオリーブオイルです。

トスカーナ州のオリーブオイル
私が扱っているトスカーナ州のTERRE DI SIENA(テッレ ディ シエナ「シエナの大地」)というオリーブオイル。
使用オリーブは、レッチーノ、フラントイオ、モライオロ、コレッジィオロと4種類のオリーブをブレンドしています。

 


 

ブレンド比率を決めるオリーブオイルのブレンダー

オリーブオイル生産者のところには、ブレンダーと言われる鑑定人がいます。イタリア語では直訳すると味見人(assaggiatore)と言います。農園内にいたり外部の人と契約したりしています。

オリーブオイルのブレンド比率やその年の商品価値などは、この鑑定人の意見が重要になります。
商品価値が微妙なときなど農園主は鑑定人に相談して出荷を決めるのですが、鑑定人が約束をすっぽかすと出荷できません。

先日、私の取引先が、約束をすっぽかされて私への納品が遅れて、私も納期遅れしてしまいました。(苦笑)イタリアです。

 


 

ブレンド不要で深い味のするオリーブオイル

もちろんブレンドをしなくてもおいしいオリーブオイルもあります。
このhinatanoで扱っているタジャスカ種もそうですが、ほかにもジェンティーレ種やトンダイブレア種。品名を覚えていたらきりが無いのですが、時にはお好きなオリーブオイルの使用品種を調べるのも面白いかも知れません。

ワインがお好きな葡萄の品種から選ばれることがあるように、オリーブオイルも品種買いすると、微妙な味の違いがあったりして面白いですよ。

オリーブオイル

 


 

まとめ 2種類あるオリーブオイルのブレンドの意味

オリーブオイルのブレンドと言うと、「混ぜ物」という印象があるかも知れませんが、伝統的に美味しいオリーブオイルにするために複数品種のオリーブをブレンドしてオリーブオイルを作る場合があります。

それぞれの品種ごとに搾ってオリーブオイルにします。そのあとブレンドの比率を考えながら味を作っていきます。
品種ごとの味の特徴を覚えると、オリーブオイルが更に楽しくなるのでお勧めです。

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