専門家がお教えする 簡単でおすすめのオリーブオイルの選び方

エキストラバージンオリーブオイル

おすすめのオリーブオイルの選び方

エキストラバージンオリーブオイル(以下オリーブオイル)選びは難しいと思います。
私は20種類ほどオリーブオイルを輸入していますが、お客様がお好みの味にたどり着くのは大変だと常々思っています。

お店でおすすめされても、味見が出来ないので失敗された方もいらっしゃるのではないでしょうか。

おすすめのオリーブオイル選びの簡単な手順をご案内します。

 


 

おすすめのオリーブオイルを選ぶ最初の手順、好みの味を知る

おすすめのオリーブオイルの選び方で検索すると、「オリーブオイルの規格や名称を覚えましょう」という記事がよく出てきます。オリーブオイルにある程度慣れている方なら、覚えられるかも知れませんが、それでもなかなか難しいと思います。

そこで、まず覚えておくのをおすすめしたいのは、「どんな味のオリーブオイルが好きか」を自分で決めておくことです。

オリーブオイルの味のイメージが今ひとつ浮かばない場合は、最初は、できるだけ軽い味のオリーブオイル。魚介類向けと言われているオリーブオイルからお試しになることをおすすめします。

このようなオリーブオイルは、魚介類をよく食べる海の近くが産地になります。オリーブオイルは産地地域の食文化と密接な関係があります。

パンとオリーブオイル

オリーブオイルの産地は、やはりイタリアがおすすめです。
イタリア料理という形で、イタリアの味に馴染みがあるので選びやすいと思います。イタリア料理の味のベースはイタリア産のオリーブオイルになります。

あとは専門店か詳しい方がいる小売店で、自分の好みの味のオリーブオイルを紹介してもらうのが、簡単で良いと思います。この際に購入候補から外しておきたいオリーブオイルは

1.イタリア産で1リットル換算3,000円以下のオリーブオイル

2.透明なボトルのオリーブオイル

安価なオリーブオイルは、産地偽装などがされている恐れがありますし、透明なボトルのオリーブオイルは未開封でも中のオリーブオイルが光合成で酸化していることがあります。

もしこのようなオリーブオイルをおすすめされたら、お店選びをした方が良いかも知れません。

 

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オリーブオイルについては、情報の出所も確認することをおすすめします。

最近話題になった偽物オリーブオイル。確かに昔から産地偽装の件はよく言われていました。実際日本のメーカーで蒸れた味のする自称エキストラバージンオリーブオイルというのもを味わってしまったことがありますので概ね事実です。

ただ、ここぞと出てきたネットの情報には、かなり激しい間違い情報もありまして。
オリーブオイルの情報は、是非オリーブオイルに詳しいと思われる方が、名前を出して書かれたのを読まれてください。

鮮度の良い良質なエキストラバージンオリーブオイルはサラサラ

 


 

オリーブオイルを買う場所選びも大事にすることをおすすめします

オリーブオイル選びに買う場所選びをおすすめする理由は、オリーブオイルはワインほどではありませんが、温度などから管理してあげないといけない生鮮食品のようなものだからです。

ボトルを見ただけでは、オリーブオイルがどんな管理をされていたかは分かりません。そのため信頼できるお店を見つけることが大事だと思います。お店は通販でも路面店でもどちらでも良いと思います。

 


 

まとめ 専門家がお教えする おすすめのオリーブオイルの選び方

オリーブオイルを選ぶ際には、好みの味を決めておくのをおすすめします。
オリーブオイルの味のイメージが付かなかったら、マイルドでフルーティーなオリーブオイルから試してみるのがおすすめです。辛く苦い強い味のオリーブオイルよりは馴染みやすいと思います。

オリーブオイル選びには、ちゃんと相談できそうな人のいるお店を探すのをおすすめします。路面店でも通販でも、オリーブオイルに情熱を持っている方はたくさんいます。

次回は、もう少し詳しくラベルの読み方などをご案内します。

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ヒナタノ店主・加藤 昭広

おいしいもので喜んでいただくことが大好きです。おいしいものを探してイタリアへ移住。気がついたら仕事になっていました。
自他ともに認めるオリーブオイル ヲタクです。
このブログでは、おいしい話しやイタリアの職人さんたちから聞いた小ネタを紹介しています。