夏の間のオリーブオイルの保管方法をご紹介します

熱に弱いと言われてるオリーブオイルの最適な保管場所

だんだん暑くなってくると、オリーブオイルの保管場所が気になりますよね。
ご家庭内での最適な場所を、何故そこが良いかを含めてご紹介します。

 

大切なオリーブオイル。夏の間は、冷蔵庫保管?
冷蔵庫は避けてください。オリーブオイルを痛めてしまいます。

オリーブオイルは、鮮度が大事。だったら最適な場所は冷蔵庫と思われがちですが、実は温度が低すぎるのです。

無濾過だったり濾過してあったり、オリーブオイルのタイプにもよりますが、エクストラバージンオリーブオイルは、概ね10℃前後で固まります。使うときに溶かすことになると思うのですが、固めたり溶かしたり何度も行うと、オリーブオイルの中にある食物繊維が折れてしまうのです。

意外に思われるかも知れませんが、エキストラバージンオリーブオイルには、食物繊維が含まれています。

では、お家の中での最適な保管場所ですが、私は流しの下が良いと思います。

流しは、食器やお野菜を洗うためにちょこちょこ水を流します。それで結構涼しいのです。

それに瓶詰めしてから半年程度の比較的新しいオリーブオイルなら、オリーブオイルを劣化から守る成分が、たっぷり残っているので、30℃ちょっと超えるくらいところに置いておいてもひと夏くらいは、なんとか持ちます。

オリーブオイルと温度に関しては、こちらの記事で詳しくご案内しております。

オリーブオイルが熱によって劣化する 遊離脂肪酸編

 

夏の長期旅行の間の保存。
でしたら、冷蔵庫の野菜室での保管をお勧めいたします。

先ほど、エキストラバージンオリーブオイルの冷蔵庫での保管はお勧め出来ないとご案内しました。

でも、もし長期間不在で、お家の中が密閉状態になるのでしたら、冷蔵庫の野菜室での保管をお勧めいたします。

エキストラバージンオリーブオイルの冷蔵庫での保管は、固めたり溶かしたりすることによって、オリーブオイルを痛めてしまうのですが、固めっぱなしならダメージは最小限に減らせます。

あと、冷蔵庫に入れると、フレッシュ感が少なくなってしまうのですが、温度が上がって油っぽくなるよりは、ずっと良いと思います。

 

まとめ 夏の間のオリーブオイルの保管方法

冷蔵庫は冷えすぎて固まってしまい、オリーブオイル内の食物繊維を痛めてしまうのでお勧めできません。水回り、特に流しの下あたりが一番良い保管場所だと思います。

あと床下収納をお持ちの方は、そちらの温度も測ってみてください。30℃を大幅に(35℃とか)超えていなければ、1~2ヶ月程度の間ですので、保管場所に使えます。

長期旅行に行かれる場合は、私なら冷蔵庫の野菜室に入れてしまいます。温度が上がって油っぽくなるより良いですからね。

 

ご参考になれば幸いです。
hinatano 加藤昭広

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ヒナタノ店主・加藤 昭広

おいしいもので喜んでいただくことが大好きです。おいしいものを探してイタリアへ移住。気がついたら仕事になっていました。
自他ともに認めるオリーブオイル ヲタクです。
このブログでは、おいしい話しやイタリアの職人さんたちから聞いた小ネタを紹介しています。