ヒナタノの看板商品ブルーナ家のオリーブオイルの生産者ブルーナ夫妻が、鎌倉のお店を突然訪問してくれた時の一コマ。ビックリしたやら嬉しいやらで、顔パンパン笑
こんにちは。
ヒナタノ店主の加藤昭広(かとうあきひろ)です。
私たちが大切にしているのは、ただ食材をお届けすることではありません。
その先にある「食卓の笑顔」と「人と人がつながる時間」をお届けしたい――それが、ヒナタノの根っこにある想いです。
食卓は、人を幸せにする場所
私がこの仕事をはじめたきっかけは、「お客様の笑顔」との出会いでした。
最初の勤め先は人材サービスの営業職で、たくさんの経営者に会い、数字を追いかける日々を過ごしていましたが、どこか満たされない思いが心の奥に残っていました。
転職した小さな飲食店で、お客様が目の前で「おいしい!」と笑顔になってくださる姿を見て、「ああ、人は“食”でこんなにも幸せになれるんだ」と気づいたのです。
この経験が、今の私の原点です。
そしてもう一つ、幼少期に家庭の事情で「食卓」を失った経験も、今の仕事に深くつながっています。
だからこそ、食卓を囲む時間の大切さを心から知っています。
ヒナタノでお届けしたいのは、そんな「お日さまの恵みを、みんなでいただく喜び」です。
私が大切にしていることとやってきたこと
私の商材は、お客様が口にする食べ物です。
イタリアで出会った本物の味を日本の食卓へそのまま届けるために、私はできることはすべて自分の手で行ってきました。
- 食の勉強のためにイタリアに約4年住みました。そのうちイタリア語習得のために2年ほどイタリアの人達とルームシェアで住みました。
- イタリア在住中にレストランやピッツェリアでも働いています。このホームページには、オリーブオイルやお料理の事についてブログ1,000本ほど書いているのですが、ご紹介しているレシピは、その時に学んだものが多いです。
日本で知られていない情報も多く、それをNHKのディレクターさんが見つけ、2回ほどNHKのあさイチに出演させていただきました。 - イタリアの本物の美味しいものを探すために訪れた飲食店は200軒以上。ミシュラン掲載店や地元の人しか来ない下町の食堂など沢山巡りました。
- 良い職人さんと出会うためにイタリア中を5周以上巡りました。(約20年で5周以上=地球1/4周分以上の移動距離になります。)
- 輸入を決める前に必ず生産現場を訪れ、生産者の人達に会って「ここなら大丈夫」と納得したものだけをお届けしています。農園の手入れ具合、働く人たちの表情、会社の雰囲気まで自分の目で確かめます。
- 2007年の創業以来、18年で190回の輸入。そのうち業務用やパスタのみの輸入には、エアコン付きのコンテナを使いましたが、187回は空輸で、鮮度と品質を最優先にしています。
- オリーブオイルは「生鮮食品」。美味しいうちに売り切れる量だけを仕入れています。平均して年間8から10回輸入しています。温度・輸送記録も全て残しています。
- オリーブオイルは真夏でも25℃以下で保存しています。
温度帯など、オリーブオイルの品質管理に関しては、オーストラリアの農業公社がオリーブオイルについての研究レポートを基にしています。
The Effect of Storage Conditions on Extra Virgin Olive Oil Quality 2012年の研究論文
https://1.oliveoiltimes.com/library/Olive-Oil-Storage-Conditions.pdf - 空輸は非常にコストがかかります。同じオリーブオイルでも空輸品だと1,000円以上高価になるのはあたりまえ。その差額を抑えるために通関や輸送など、自分たちでできることをやって船便と同じ価格でお送りしています。
- 通関・検疫まで自分で行った結果、食品添加物やアレルギーなど安全性への知識も蓄積してきました。私自身アレルギー持ちなのでアレルギーの方のお気持ちは痛いほど分かります。
2017年10月28日放送「極上!オリーブオイルの選び方&使い方」
2023年10月17日放送「ツイQ楽ワザ 常識が覆る!?オリーブオイル活用術」
ただ仕入れて売るのではなく、「どんな人達が、どんな背景で作り、どんな想いが込められているのか」お客様の替わりに目利きをして、職人さんが作った美味しい味のママ、お客様の食卓へお届けする。
それが、私の考える“食の仕事”です。
イタリアで学んだ「本物」
本物に出会うために30歳を過ぎた頃、私は思い切ってイタリアへ渡りました。
現地では200軒以上の飲食店を巡り、50を超えるオリーブ農園を訪ね、職人たちから直接教えを受けました。
年功序列のない環境で、料理の技術だけでなく、「食べることは人と人をつなぐこと」という文化そのものを学んだのです。
イタリア語も、現地の友人たちと暮らすなかで自然に身につけました。
家族と共に過ごすあたたかな食卓を数えきれないほど体験し、「私もこの時間を日本に届けたい」と心に誓いました。
これからのヒナタノ
食卓は、人を笑顔にし、人生を少し豊かにする場所です。家族の絆も食卓で育まれる。
私たちはこれからも、イタリアの職人が大切に作った本物の味と、その背景にある文化や物語を、日本のご家庭にお届けしていきます。
食材を選ぶことは、暮らし方を選ぶこと。
“ただの調味料”ではなく、“暮らしを豊かにするひとしずく”を――。
そんな思いで、これからも一滴一滴に心を込めてまいります。
ヒナタノのネットショップの会員数は2025年10月7日現在約2,000人です。楽天やAmazonなどショッピングモールに出店せず続けられているのは、何度も繰り返しお買い上げいただくお客様のおかげです。感謝申し上げます。
どうぞ、ヒナタノのオリーブオイルと共に、笑顔あふれる食卓の時間をお楽しみください。
店主 加藤昭広
ヒナタノの商品はこちらです。
https://hinatano.shop/view/category/all_items
会社概要
会社名 | 株式会社イルビアンコ |
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所在地 | 〒248-0006 神奈川県鎌倉市小町1-14-15 |
TEL | 0120922673 |
info@hinatano.co.jp |