5月6日(火)は、パルマで催される食品博「CIBUS」へ。
パルマは、生ハムやチーズのパルメジャーノで有名な町
しかし、町自体は小さく、人口は約17万人
確か、駅には、タクシーが20台くらいだったように記憶しています。
私がよく訪れていた十数年前は、それでもなんとか開催できていましたが
CIBUS自体巨大化していて、出展している食品会社だけで2500社。
その関係者と世界中から来るバイヤー、
さらに一般消費者まで入場できてしまうので、もうグチャグチャ。
出展者の中には、ホテルが会場から50km離れたところしか取れず
毎朝、来場者の渋滞に巻き込まれてヘロヘロに疲れたと聞いております。
このオーガナイズの悪さが実にイタリア的。
なんとか力業で乗り切ってしまうのもイタリア的と思う次第です。
さて、私の来場目的は、お世話になっている生産者の人達へ挨拶。
中には何年かぶりの人もいて、久しぶりの再会でした。
「最近オリーブの出来具合はどうですか?」
「お子さんは元気ですか?」
こんなことを話しつつ、商談も。
フラントイオ・ヴェンチュリーノ社のヴァルター社長。
直接会うのは5年ぶりでした。
フラントイオ ビアンコ社の フィリッポ ブルーナ夫妻。
奥様とは、初めてお会いしました。
いつも農園を案内してくれるご夫妻のお父様ヴィンセンツォさんは、
やはり農園にいるとのことでした。
マリナコロンナ社の社長、マリナさん
イタリアでは、有名な方というのは知っていましたが
コロンナ家は、家系にローマ法王もいると初めて聞きました。
震災の時は、心配して毎日のようにメールをくれた優しい方です。
そして、今回のテーマ「シチリア」の生産者との初商談
シチリアには、日本人に使いやすく馴染みやすい味が沢山あります。
これまで縁が無く、取り扱っていませんでした。
こちらのBARBUSCIA社は、日本からアポイントを入れてありました。
なんとなくですが、頑なな拘り、「頑固さ」を感じたためです。
私がお世話になっている生産者の方に共通しているキーワードです。
試食させていただいた瓶詰めは、完璧!
ただ、私は生産現場を訪問することを大事にしているので
この場では、味見までで、後日シチリアへ行く約束をしたまでです。
生産現場を訪問するのは、お互いの信頼関係の構築と
日本のお客様へ、安心できる生産者の人達だと紹介できるかの確認。
もうひとつ
そういう現場が、私が好きだから、見てみたいのです(笑)
株式会社 il Bianco 加糖