「わけあり品」ピスタチオのクリーム

pistacchio

出てしまいました。(苦笑)
微妙に量が少なくて定価でお売りできない品
今回は、ピスタチオのクリームとジェノベーゼです。
数を把握して、「わけあり品」として販売します。

微妙に量が少ないのは、手作業ですから致し方無いですし
私が取引している生産者は、出現率が1%以下ですから良い方です。

しかし、日本人の感覚では、なぜ出荷されてくるのか疑問ですよね
どうやら、イタリアには検品の甘い製造業者が多く存在するようなのです。

私のイタリア側の相方、ジャンルカは、アパレルの仕事もやっておりまして
彼から聞いた話では、どうやらアパレル業界でも検品がみたいです。
裏地の生地間違いに、タグ間違え等々
商品自体は、このような品を作ってくる生産者にとっては、「許容範囲」らしいです。

でも、そんな理屈は、世界のマーケットで通用するはずも無く
輸出している会社は、生産者側の費用負担で、修正をかける事になります。
もったいないですよね。

私のところも、商品自体は間違っていないものの
この品のように量が微妙に少なかったり
ラベルが2枚、3枚貼ってあったり
賞味期限が6月31日という存在しない日になっていたこともあります(笑)
ぱっと見ただけでは分からない事もあるので、私は検品を外注に出していません

こういう品を見ると「イタリアと仕事をしているな」と、和んでしまいます。が、
きっちりクレームを入れて改善してもらうのも、お互いのために大事な事
クレームを言うだけだと、「言い訳」しか返って来ないので
さて、どうやって話しますか。

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ヒナタノ店主・加藤 昭広

おいしいもので喜んでいただくことが大好きです。おいしいものを探してイタリアへ移住。気がついたら仕事になっていました。
自他ともに認めるオリーブオイル ヲタクです。
このブログでは、おいしい話しやイタリアの職人さんたちから聞いた小ネタを紹介しています。