簡単パスタレシピ パスタ・ジェノベーゼ

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ジェノベーゼペーストは、パスタソースとしては、もちろんですが

ほかにも色々と応用がきいて便利です。

 

魚介類のパスタの仕上げにひとさじ加えたり、

トマトベースのミネストローネに加えたり、

魚介類の主菜にソースとして使ったり、などなど。

タコとミニトマトのジェノベーゼ風味サラダ、も美味しいですよ。

 

 

でも今日は、基本的な使い方「パスタ・ジェノベーゼ」をご紹介します。

ポイントは、ソースになるべく熱を加えないこと。

ソースとパスタをフライパンで炒め合わせる、などという事はしないで

くださいね。せっかくのバジルの香りが飛んでしまいます。

 

(使用するパスタ)

味が濃厚なジェノベーゼペーストとは、強めのパスタが好相性です。

ロングパスタでしたら1.6mm以上の太さをお勧めします。

または、ショートパスタも美味しいですよ。

今日使ったのは「有機栽培セモリナ粉のパスタ(セダニ)

 

(こぼれ話)

今日は、インゲンとジャガイモも一緒にしてみました。

 この組み合わせですが、ジェノベーゼペーストの本場、リグーリア州の

マンマに教えてもらった、伝統的なものです。元々はパスタの使用量を

節約するために始まった習慣だそうです。パスタより、野菜のほうが

安上がりだったのでしょう。

 

その昔、イタリアは、貧しかったみたいです。

しかし、貧しかったが故に、色々料理に工夫をしているから、

美味しいレシピが多く生まれたとも聞きました。

 

インゲンは茹で上がり3分前に、パスタを茹でている鍋に直接加えます。

ジャガイモは煮くずれが嫌だったので、別の鍋で水から茹でましたが、

気にしない場合は、パスタと一緒に茹でてもかまいません。

 

(パスタの茹で汁は、とっておく)

さて、パスタを茹でている間、茹で汁を忘れずにとっておいてください。

パスタを茹で始めてから3分程度経過したら、デミタスカップなどに、

茹で汁を取り置きます。この茹で汁を使って、ソースをのばすのです。

茹で汁は、パスタを入れてから3分くらい経ってからのもののほうが、

パスタのデンプン質が、良く出ていて、美味しいみたいです。

 

(パスタとの合わせ方) 

ジェノベーゼペーストの分量は、一人分につき、大さじ1から1,5くらいです。

混ぜあわせる場所ですが、お皿の上で個別に混ぜあわせようとして、

なかなか混ざらなかった事は、ありませんか?

なかなか混ざらないから、たくさんペーストを加える事にもなってしまいますよね。

 

私は、パスタが茹で上がったら、空になった鍋にパスタを戻して

その中で混ぜあわせます。鍋の余熱が、ジェノベーゼペーストを溶かしてくれます。

更に茹で汁を少しずつ加えながら、好みの濃さに仕上げていきます。

最後に生クリームを入れたりすると、更に濃厚になって、美味しいですよ。

 

(今回、使用したジェノベーゼペースト)

ヴェンチュリーノ社のジェノベーゼペースト(伝統レシピ)です。

他に、同社の「ジェノベーゼペースト(にんにく抜き)」と、

フラントイオ・ビアンコ社のジェノベーゼペーストもありますので、

お好みのものを使ってくださいね。

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ヒナタノ店主・加藤 昭広

おいしいもので喜んでいただくことが大好きです。おいしいものを探してイタリアへ移住。気がついたら仕事になっていました。
自他ともに認めるオリーブオイル ヲタクです。
このブログでは、おいしい話しやイタリアの職人さんたちから聞いた小ネタを紹介しています。