師走の候、いかがお過ごしでしょうか。
大掃除に、年賀状にと、みなさまご多忙のことと存じます。
この国は、クリスマスと正月がほぼ同時にやってくる。
世界で一番忙しい国だと思います(笑)
さて、台所の片付けをしていたら、大事にしていたエクストラバージンオリーブオイルを発見。
だいぶ使っていなかったので、恐る恐る開封してみたら酸化臭が、、、、
もう食べられないから、捨てるしか無いのか、、と残念な気持ちになられている方もいらっしゃるかも知れません。
そんな時は、以下の事を試してみてください。
酸化臭の出所のほとんどは、瓶の口のまわり。拭いてみてください
まず、キャップ、注ぎ口のプラスチック部分を拭いてみてください。このプラスチックの部分は、簡単に外れます。
マイナスドライバーなどで、外してみて、瓶の口の部分もペーパータオルなどで綺麗にしてみてください。
これで、かなりの確率で酸化臭が無くなると思います。
中身の確認。香りをかいでみましょう。
中のオリーブオイルの香りをかいでみましょう。華やかな香りが残っていれば、ほぼ大丈夫。
香りが飛んでしまっていたら、小さなグラスに注いでみて、勇気を出して味見。
油っぽく無ければ、大丈夫です。
それでも、まだまだ救済策が
油っぽかったり、酸化した味がしたら、次には、上の層だけコップに注いでしまいます。
オイルが酸化するのは、空気に触れている面だけです。空気と遮断する効果があるので、瓶詰めのオリーブオイル漬けがありますし、その昔、小売用に瓶に移したワインの酸化防止のために、瓶の中にオリーブオイルを注いでオイルで空気とワインを遮断したりしました。ワインは、ストロー状のものを使用して、瓶の底の方から出したらしいです。見たことは無いので伝聞ですが。
さて、そうして、瓶の下の方を味見してみて大丈夫なら、そのまま使えます。
それでもダメなら、断念です。
しかし、酸化臭がしなくて油っぽいだけだったら、私は揚げ油などに使用してしまいます。
最後に、フラントイオ ビアンコのフィリッポブルーナから言われた話。
「ちゃんとしたエクストラバージンオリーブオイルなら、多少賞味期限を過ぎていても、体に悪い物は何も入っていないから大丈夫」
”何代も続く食の文化は、とても足腰がしっかりしている”と思う次第です。
株式会社 il Bianco 加藤 昭広