大掃除していたら大事にしてたエクストラ バージン オリーブオイルを発見。蓋を開けてみたら酸化臭が、、でも大丈夫。これらのことを試してみてください


2015_08_02_3

師走の候、いかがお過ごしでしょうか。
大掃除に、年賀状にと、みなさまご多忙のことと存じます。

この国は、クリスマスと正月がほぼ同時にやってくる。
世界で一番忙しい国だと思います(笑)

さて、台所の片付けをしていたら、大事にしていたエクストラバージンオリーブオイルを発見。
だいぶ使っていなかったので、恐る恐る開封してみたら酸化臭が、、、、
もう食べられないから、捨てるしか無いのか、、と残念な気持ちになられている方もいらっしゃるかも知れません。

そんな時は、以下の事を試してみてください。

酸化臭の出所のほとんどは、瓶の口のまわり。拭いてみてください
まず、キャップ、注ぎ口のプラスチック部分を拭いてみてください。このプラスチックの部分は、簡単に外れます。
マイナスドライバーなどで、外してみて、瓶の口の部分もペーパータオルなどで綺麗にしてみてください。
これで、かなりの確率で酸化臭が無くなると思います。

中身の確認。香りをかいでみましょう。
中のオリーブオイルの香りをかいでみましょう。華やかな香りが残っていれば、ほぼ大丈夫。
香りが飛んでしまっていたら、小さなグラスに注いでみて、勇気を出して味見。
油っぽく無ければ、大丈夫です。

それでも、まだまだ救済策が
油っぽかったり、酸化した味がしたら、次には、上の層だけコップに注いでしまいます。

オイルが酸化するのは、空気に触れている面だけです。空気と遮断する効果があるので、瓶詰めのオリーブオイル漬けがありますし、その昔、小売用に瓶に移したワインの酸化防止のために、瓶の中にオリーブオイルを注いでオイルで空気とワインを遮断したりしました。ワインは、ストロー状のものを使用して、瓶の底の方から出したらしいです。見たことは無いので伝聞ですが。

さて、そうして、瓶の下の方を味見してみて大丈夫なら、そのまま使えます。
それでもダメなら、断念です。

しかし、酸化臭がしなくて油っぽいだけだったら、私は揚げ油などに使用してしまいます。

最後に、フラントイオ ビアンコのフィリッポブルーナから言われた話。

「ちゃんとしたエクストラバージンオリーブオイルなら、多少賞味期限を過ぎていても、体に悪い物は何も入っていないから大丈夫」
”何代も続く食の文化は、とても足腰がしっかりしている”と思う次第です。

株式会社 il Bianco 加藤 昭広

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ヒナタノ店主・加藤 昭広

おいしいもので喜んでいただくことが大好きです。おいしいものを探してイタリアへ移住。気がついたら仕事になっていました。
自他ともに認めるオリーブオイル ヲタクです。
このブログでは、おいしい話しやイタリアの職人さんたちから聞いた小ネタを紹介しています。