もうすぐ開業から8周年になります。
大きな節目にしたいと、今いろいろ準備しています。
今の物流や作り手に拘った業態にしたのは、色々きっかけがありました。
もう、10年以上前になりますが、業界の勉強のために働いていた食品問屋で85年もののブルネッロ ディ モンタルチーノが、真夏の屋外で山積みになっているのを見たときは、作り手がかわいそうで悲しかった記憶があります。さすがに、あんなことを行っている所はもうないと思うのですが、今も銘品と言われているオリーブオイルが、温度管理されていない話を聞くと残念と言いますか。なんとも言えない気持ちになります。
私の主観ですが、ちゃんとした作り手が作ったものを、そのままの状態で運べば美味しいし、安全なのです。そういう理由で創業以来航空便で輸入しておりました。※昨年1回とと今年1回、円安対策として低温加熱した瓶詰めと、熱耐性が強いオリーブオイルを15度で管理されたエアコン付き船のリーファーコンテナを使用しております。運送会社さんは、お任せできるところをしっかり選んだつもりです。来月到着する便で73回目の輸入です。
物流に費用をかけているので、コスト削減のために検疫と通関を自社でやることにしました。そこで問題が出てきてしまいました。通関後に保管する温度管理された倉庫が見つからないのです。通常、蔵置場所は通関業者の方が手配するのですが、私は自社通関ですし起業したばかりですから預け先が見つかりませんでした。
そんな状況の中、助けてくださったのが横浜の南部市場にある横浜ロジスティクスさんです。こちらは、ファミレスやスーパーへの生鮮食品の保管やデリバリーを行っている会社ですが、私がやりやい事をお話ししてスペースを貸していただけることになりました。もう8年近くお世話になっています。取引開始にあたっては通常業務とは違いますので、社内での調整が大変だったと思います。その時お世話になったご担当は、今専務になられているとのことです。
お客様と、お手伝いいただいている会社の方々、イタリアの生産者のみなさんに支えられてここまできました。
節目の8周年の準備をしつつ、感謝を込めて