ご来店御礼とジェノベーゼペーストのお話し

2015_05_10fukuoka

コンランショップ福岡店様での店頭販売終了いたしました。
お越しいただいたお客様、ありがとうございました。

帰りの飛行機の時間がギリギリでしたので、必ず買って帰る岩田屋さんの銀ダラみりんを購入して、
空港の看板のおっちゃんに挨拶して帰って参りました。(笑)

さて、店頭でお客様にお話しするのは、生産者の事や料理のレシピ、イタリアの時事の話題等々なのですが
お客様からは、食材の簡単な使用方法をよく聞かれます。
商品に貼っている日本語ラベルに書けば良いのですが、なにぶん面積に限りがあります。
そこで、もっともっとサイトの商品ページに出来るだけ書かせていただくようにします。

例えば、ジェノベーゼペースト
このジェノベーゼペーストは、瓶詰め後の低温加熱がとても丁寧です。鮮やかな緑色がその証拠です。
可能な限り低温で殺菌していると思います。

そのため加熱不足だったのか、発酵して蓋がわずかに膨らんでいる品が、ごく稀にあるのですが
そのような品は、私たちが検品して外しています。
販売を始めてから15,000個ほど出荷しているので、検品時に少しの違いでも分かりますからご安心ください。

genovese-antica-senzaaglio

pestogenovese

さて、このジェノベーゼペーストは、上述の通りの理由から、フレッシュ感たっぷりで
開封すると美味しい香りが一気に広がります。

ベースのオリーブオイルは、venturino社のもの
他に、ナッツ類2種類、チーズも2種類と味もしっかりしておりますので、パスタにするときには、大さじ一杯もあれば、一人前になります。パスタの茹で汁やオリーブオイルでのばして使用します。一瓶で、8人前くらいのパスタができると思います。これは反則技ですが、生クリームで伸ばすと、ものすごく濃厚な味になります。

味がしっかりしているジェノベーゼですので、パスタ以外にも色々使えます。
例えば、
・ぶつ切りのタコやイカなどの魚介類に、そのまま付けたり(これ美味しいですよ)
・アサリのパスタ、ボンゴレをお皿に盛りつけた後に、ティースプーン一杯入れたり
・トマト系のスープ、ミネストローネを盛りつけた後にティースプーン一杯。味がグッと濃くなります。
・カプレーゼに軽くトッピング、この時は、オリーブオイルで延ばしてソース状にしたり
・カジキマグロのソテーや、鶏肉のトマト煮込みの仕上げ時に加えたり
・棒々鶏を作る要領で、鶏肉を茹でてほぐしたものに和えてサンドイッチにしたり
・インゲンやジャガイモの温野菜に和えたり。この野菜は、パスタにするときにも一緒に茹でると美味しいですよ
・ゆでた小エビとも相性良さそうなので、リングイネに火を止めてから、フライパンの中でエビとジェノベーゼ
・焼いた鶏肉や豚肉に添えたり。この時マヨネーズで伸ばすと、またひと味違った1品に

などなど。
赤身系の肉料理以外なら、だいたい良い相性です。

保存方法ですが、ジェノベーゼで気をつけなければならないのが、カビと黒く変色する事
対策としては、空気からペーストを遮断する事です。

ビンの縁に付いているペーストをきれいに落として、ペーストよりオイルが多く、空気を遮断している状態にしておけば、あくまでも私の経験則ですが、開封後も冷蔵庫で3ヶ月は楽に保管できました。

冷蔵庫の温度や扉を開ける頻度にもよりますので「3ヶ月」はご参考程度にご理解ください。
もし、オイルが少なくなってきたら、エクストラバージンを足してください。

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ヒナタノ店主・加藤 昭広

おいしいもので喜んでいただくことが大好きです。おいしいものを探してイタリアへ移住。気がついたら仕事になっていました。
自他ともに認めるオリーブオイル ヲタクです。
このブログでは、おいしい話しやイタリアの職人さんたちから聞いた小ネタを紹介しています。