秋の香りをまとうカボチャのオーブン焼き|ヒナタノ

秋の香りをまとうカボチャのオーブン焼き

タジャスカ種オリーブオイルで仕上げる季節の一皿


焼き上がりにタジャスカオイルをひと筋。果実の香りがふわりと立ち上がります。

店の前を吹き抜ける風に少し冷たさを感じる頃、カボチャが甘く美味しくなる季節がやってきます。リグーリアの丘で育ったタジャスカ種オリーブオイルは、そんな秋の味覚と特に相性の良いオイル。やわらかな木の実の香りと、後味に残るアーモンドの甘みを生かすために、今日は焼き上がりにかけるだけのシンプルな一皿を。

材料(2〜3人分)

  • カボチャ … 約400g(1/4個程度)
  • タジャスカ種オリーブオイル … 大さじ2(仕上げ用に小さじ1〜2)
  • ローズマリー(生) … 1枝(乾燥なら小さじ1/2)
  • 塩 … 小さじ1/3
  • 黒こしょう … 少々
  • パルミジャーノ(お好みで) … 小さじ1

作り方

  1. 下準備:オーブンを200℃に予熱する。カボチャはワタを取り、皮ごと1.5cm厚のくし切りにする。
  2. 香り付け:ボウルにカボチャを入れ、オリーブオイル大さじ2、塩、黒こしょう、刻んだローズマリーを加えて全体をやさしく和える。
  3. 焼く:クッキングシートを敷いた天板に並べ、200℃で25〜30分焼く。表面がこんがりし、竹串がスッと通ればOK。
  4. 仕上げ:熱いうちに器へ。仕上げにタジャスカオイルを小さじ1〜2回しかけ、香りを立たせる。お好みでパルミジャーノを少量散らす。

ポイント

  • タジャスカ種の魅力は追いがけ。火入れ後にひと筋かけると香りがきれいに立つ。
  • ローズマリーが苦手な場合は、タイムやセージでも穏やかにまとまる。
  • ワイン(辛口の白)やローストチキンの付け合わせにも好相性。
ヒナタノの食卓より。季節の香りをゆっくりどうぞ。


ヒナタノ店主・加藤 昭広

おいしいもので喜んでいただくことが大好きです。おいしいものを探してイタリアへ移住。気がついたら仕事になっていました。
自他ともに認めるオリーブオイル ヲタクです。
このブログでは、おいしい話しやイタリアの職人さんたちから聞いた小ネタを紹介しています。