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2016.07.06

オリーブオイルの選び方、味見ができない通販での買い方 

マイルドで美味しいオリーブオイル

好みの味のオリーブオイルを通販で買う方法

私はオリーブオイルなどのイタリア食材の輸入会社を9年ほど営んでいます。
オリーブオイルの買い方が難しいのは、売り手の立場でよく分かります。

味の幅は広いし、最近は本物かも疑わなければなりません。
特に味見が出来ない通販での買い方は難しい。

それでも、通販にも使える好みの味に近づく探し方があります。
健康に良いオリーブオイルを探されている方。ご一読いただけると幸いです。

 


 

通販で味をイメージしながらオリーブオイルを買うカギは、産地の食文化

通販で買うときも、まず大前提は、エクストラ バージン オリーブオイルであること
※英語読みでエキストラ バージン オリーブオイルという書き方をしている場合もあります。
ピュアオリーブオイルなど他のものは、化学的に精製したり搾るときに薬剤を使用している場合があるので、健康に良いか個人的には疑問です。

鮮度の良いエクストラバージンは、オリーブの実の生搾りジュース

イタリアの州ごとに、オリーブオイルの味は予想できます。
オリーブオイルの味は、産地の食文化に関係しています。肉料理が中心なら強い味のオリーブオイル。魚介類が中心ならマイルド。産地地域の食材を、美味しく食べられるように長年かけてオリーブオイルの味を作ってきました。このことを通販で味をイメージしながら買うときに応用してみるのがおすすめです。

 

イタリア産のオリーブオイルは、このあたりの州が産地のものが日本で人気があります。
たぶん私だったら以下の3州から選びます。それぞれ特徴を

リグーリア州 
魚介類中心の食文化なのでマイルドなオリーブオイルが多いです。タジャスカという品種のオリーブなのですが、完熟ゆえにデリケートで、なかなか現地の味のまま日本で販売されているオリーブオイルは少ないです。私なら500mlで2,500円から3,500円くらいのものを選びます。

トスカーナ州 
肉料理中心の食文化。辛味や苦みが強いオリーブオイルが好まれます。代表的なのはフラントイオという品種。ただ、この品種だけのオリーブオイルは味に深みがありませんので、複数品種のオリーブを加えて味を作ります。価格帯は500mlで3,500円から4,500円で少し高めになります。

シチリア島 
青っぽい味が特徴の品が多いです。魚介だったらイワシ料理やカジキマグロなどが有名です。
価格帯は500mlで3,500円から4,500円くらいのものを私なら選びます。

 

南イタリアプーリア州産のオリーブオイルもたくさん入っていますが、品質にかなりバラツキがあるのが難点です。味については、美味しいのはとても美味しいのですが、この州のオリーブオイルは通販では無くて出来れば味見して買いたいです。

産地の調べ方は、「オリーブオイルの品名、あるいは生産者名+産地」で検索してみてください。大まかな地名が出てきます。イタリアのどのあたりかは、地名コピペしてGoogle検索すれば分かります。そうすれば州まで分かります。便利な世の中になりました。そして州の食文化をイメージして味の方向性をイメージする。こんな手順です。

 


 

ボンゴレとトマトのパスタ。仕上げはやっかりエクストラバージンオリーブオイル

料理と密接な関係のあるオリーブオイルの味。
北イタリアは、そもそも乳製品(バター)から油脂分を摂るレシピが多い。

北イタリアのフィレンツェ(個人的には北イタリアか疑問ですが、フィレンツェ人の友人がそう言っています。)の北には、山脈が連なっていて、そこから北は伝統的なレシピにバターを使用することが増えてきます。平たい土地が広大に広がっているので牧畜が盛んになります。

つまり、オリーブオイルはマイナーな存在。私はあまり美味しいのに出会ったことがありません。フランス国境に近い海沿いのリグーリア州だけは北イタリアでも別の話になります。あそこは山しかありませんから、バターでは無くてオリーブオイルの味が中心のレシピです。

 


 

通販で買うときに味よりも大切なのは、オリーブオイルの鮮度

エクストラバージンオリーブオイルは、オリーブの実の生搾りジュースです。鮮度で味がすごく変わってきます。それに健康に良いオリーブオイルの成分が失われていたり壊れたりします。

通販でオリーブオイルを買うときは、味のチェックと共に鮮度のチェックもおすすめします。
たとえば、賞味期限は最低半年程度残っていて、購入されるお店が輸入者か専門店が望ましいでしょう。あちこち移動したオリーブオイルは輸送中に高温にさらされている可能性があります。

それでも、温度管理して輸入している輸入者は少ないので、輸入方法を聞いてみるのが良いかも知れません。
鮮度が良いオリーブオイルは、美味しくて健康により成分がたくさん入っています。

 

オリーブオイルが劣化する条件と内容をご案内した記事です。ご参考になれば幸いです。

オリーブオイルが熱によって劣化する 遊離脂肪酸編
オリーブオイルが熱によって劣化する ピロフェオフィチンa編
光がオリーブオイルを酸化、劣化させる理由

 


 

鮮度の良い良質なエキストラバージンオリーブオイルはサラサラ

まとめ オリーブオイルの選び方、味見ができない通販での買い方 

1.日本人に人気で、比較的安定した品質で入ってくるのは、リグーリア州(魚介向けマイルドな味)・トスカーナ州(肉料理向け辛み苦みがあります)・シチリア島(青リンゴのような青い味が多いです。イワシ料理などに最適)

2.産地の調べ方は、「オリーブオイルの品名、あるいは生産者名+産地」で検索すれば大体分かります。

3.一番大事なのは鮮度。最低賞味期限は半年以上残っているもので、温度管理された品を輸入者ないし専門店でお求めになることをおすすめします。

 

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