2018.04.15

オリーブオイルが本物かラベルで判断する方法をご案内します

本物のオリーブオイルの正面ラベル

本物のオリーブオイルかラベルで判断できるか

偽物が多いと言われているエキストラバージンオリーブオイル(以下オリーブオイルと書かせていただきます)オリーブオイルを選ぶとき、本物かすごく気になりますよね。

手がかりのひとつにラベルがありますけど、どれも同じようで本物のオリーブオイルか判断つきかねる。そんな時にヒントにしていただきたいラベルの読み方をご案内します。

買ったあと、本物のオリーブオイルかを味で判別する方法もあります。
それは、こちらの記事をご参照ください。

本物のエキストラバージンオリーブオイルを味で見分ける方法

本物のオリーブオイルに書かれているラベルの情報

オリーブオイルのラベルには、いかにも本物のオリーブオイルっぽくイタリア語や日本語のうんちくが書かれていたりして、ぱっとラベルを見ただけでは本物のオリーブオイルかは分からないですよね。

私は、仕事柄たくさんのオリーブオイルのラベルを見ます。たくさんラベルを見ていると、あれおかしい?本物のオリーブオイル?と思える部分が出てきます。それは、ラベル内の情報の整合性。本物とは思えないオリーブオイルのラベルには、つじつまが合わない事が書かれています。

まずはオリーブオイルの原産地
例えば、オリーブオイル正面のラベルではイタリアの事を謳っていて、いかにも本物のイタリア産オリーブオイルのようでも、裏面の日本語ラベルを見てみると原産国表記が無い。これは「イタリアで作られたオリーブオイルでは無い」ということを意味します。

オリーブオイルの日本語ラベルです。本物のエキストラバージンオリーブオイルも、加工品のオリーブオイルも全て「食用オリーブ油」という表記になります。詳しくは後ほどご案内します

オリーブオイルの日本語ラベルです。本物のエキストラバージンオリーブオイルも、加工品のオリーブオイルも全て「食用オリーブ油」という表記になります。詳しくは後ほどご案内します

「オリーブオイルを原材料として輸入して日本で最終加工した」ということなどが考えられるのですが、もし、原材料が本物のイタリア産オリーブオイルなら、原産国表記が無くてもまぁ許せる範囲かも知れません。でも、更によくよくラベルを読むと、一言もイタリア産の本物のオリーブオイルを使用しているとはラベルに書かれていない。つまりラベルの印象だけで、良く分からないオリーブオイルを売ろうとしているわけです。私はこのような自称エキストラバージンオリーブオイルを、日本の店舗で何度か見かけたことがあります。このようなオリーブオイルは、本物かも疑わしくなりますよね。

次にオリーブオイルの生産者の住所
もし、本物のイタリアのオリーブオイルなら、オリーブオイル生産者の社名や住所がラベルに入っています。イタリアでは、オリーブオイルの瓶のイタリア語表記のラベルだけでお店に流通しますから、必ず社名と住所は入っています。つまり、イタリア語の本物っぽいオリーブオイルのラベルでも、住所が入っていないのは、イタリアでは売られていないオリーブオイルということです。

ラベルの住所の書かれ方は、イタリア語の場合、通りの名前を表す”Via”で始まるか、あるいは()で閉じられたアルファベット二文字の県のマーク周辺になります。ラベル表記の順番は、1.Via(通りの名称)ないしRegione(地域)2.番地 3.町ないし市の名前 4.県マークあるいは県名 5.イタリア。この順番です。3と4の間に郵便番号表記をしている場合もあります。

hinatanoで取り扱っているブルーナ家のオリーブオイルのラベルは、表記が古かったり、4カ国語表記でゴチャゴチャ書いてあるので特別分かりにくくなっておりますが私が扱っている、ほかのオリーブイルは、このようにViaから始まる部分が住所です。最後に(CT)カターニア(シチリア島)、その次にITALYと書いてあります。今は、この表記が一般的です。

ブルーナ家のオリーブオイルの住所欄。これは(IM)「インペリア県」のPontedassio「ポンテダッシオという町」のS.Lucaia 10「サンタルチア10番地」と読みます

ブルーナ家のオリーブオイルの住所欄。これは(IM)「インペリア県」のPontedassio「ポンテダッシオという町」のS.Lucaia 10「サンタルチア10番地」と読みます

こちらはイタリア語と英語の併記ですが、だいぶ分かりやすくなっています。今はこの表記方法が主流です。

こちらはイタリア語と英語の併記ですが、だいぶ分かりやすくなっています。今はこの表記方法が主流です。

このラベルに小さく書かれているオリーブオイル生産者名と住所は、本物のオリーブオイルかを見極める大きな手がかりになります。もし、住所と社名を拾えれば、ネットで簡単に検索できますので、実在する会社か見極められます。Googleのストリートビューで会社の建物まで見られたりします(笑)

本物と高品質を謳うオリーブオイルのラベル信頼度

オリーブオイルの品質の良さを、ラベルに酸度(日本の基準では酸価)が低いことで表現してあることがあります。本物のエキストラバージンオリーブオイルの国際基準は酸度(日本では酸価)0.8%です。このオリーブオイルの基準を満たそうとすれば、オリーブを収穫してから24時間以内に搾ることなど、ちゃんとオリーブオイルを作らなければなりません。

ただ、このオリーブオイルの酸度(主に遊離脂肪酸)は、輸送や保管の温度帯が高いと、あっという間に増えてしまいます。日本で流通しているオリーブオイルは、ほとんど温度管理されていませんからね。亜熱帯をエアコン無しの鉄の箱(コンテナ)で運ばれていたり、真夏でも普通のトラックで運ばれていたりしますので、ラベルに0.3%や0.1%など低い酸度が書いてあっても、ほとんどのオリーブオイルの実際の酸度は、ラベル通りでは無いと思います。産地では本物のオリーブオイルで、ラベルに丁寧に書いてある通りのオリーブオイルでも、物流過程で別の品質のオリーブオイルになってしまう。これは、本当に良くある話です。

オリーブオイルと熱の関係については、こちらの記事をご参照ください
オリーブオイルが熱によって劣化する 遊離脂肪酸編

本物のオリーブオイルにラベルと同じく大事な瓶

本物のオリーブオイルは、美味しくて健康に良くて、良いことたくさんの貴重な食品です。貴重だから、偽物がたくさん出てしまいます。

ラベルと同じくらい、オリーブオイルを本物か見極める方法としてオリーブオイルの色を挙げられる人がいますが、実はオリーブオイルの色は、品種によって様々なので色で判断はつきませんそれに、もし、オリーブオイルの色が判別できるようなボトルに入っているオリーブオイルは、そのオリーブオイルは別の意味でアウトです。

オリーブオイルの色は、葉緑素によるものです。子供の頃、葉緑素と光合成というのを習ったのを覚えてらっしゃいますか。光合成は、酸素がなくても光によって起きます。つまりオリーブオイルは、未開封でも、色が判別できるような色の薄いボトルに入っていたら、光合成によって酸化している可能性が高いのです。

光とオリーブオイルの関係については、こちらの記事をご参照ください
光がオリーブオイルを酸化、劣化させる理由

日本語ラベルではオリーブオイルが本物か判別できない

さて、ここまででオリーブオイルのラベルについて素朴な疑問を感じられる事はありませんでしたか。
「オリーブオイルを販売する時に義務づけられている日本語ラベルに本物かを判断できる項目無いの?」
「偽物を本物のオリーブオイルと書いて販売したら罪になるだろうけど、捕まったニュースを見たことが無い」
このあたりについて変だなと思われませんか。

実は、本物のエキストラバージンオリーブオイルかを日本語の食品ラベルに書く義務はありません

そんなバカな、とお思いになるかも知れませんが、日本の食品表示に関する法律には、エキストラバージンオリーブオイルという概念自体が無いからです。あるのは「食用オリーブ油」だけ。原材料がオリーブで添加物が入って無く、酸度は2.0%以下。これが基準になります。
つまり、日本の法律で義務づけられている日本語ラベルでは、本物のオリーブオイルかを書く必要が無いから、判断することは不可能と言うことになります。

まとめ オリーブオイルが本物かをラベルで見極める

本物のオリーブオイルをラベルで見極めるには、ポイントがあります。
表のラベルでイタリアやスペインなどの原産地のことを表現している場合、裏面の日本語ラベルで原産国を確認してみましょう。時々、原産国が違ったり、書いてなかったりします。これは有名な産地のオリーブオイルと印象付けさせて違う産地のオリーブオイルを売ろうとしていることになります。このようなオリーブオイルは、本物かも疑わしくなります。

表ラベルと裏ラベルの原産国が一致した場合でも、原産国で流通しているオリーブオイルかを見極めるには、住所と社名が入っているかがポイントになります。輸入のオリーブオイルでも住所と社名が入っていないものは、結構あります。これは日本向けのオリーブオイル、日本向けですので、国際基準の酸度0.8%を満たしていない可能性があります。

日本では法的にエキストラバージンオリーブオイルという基準自体がありません。近いのは「食用オリーブ油」というカテゴリーになるのですが、基準は酸度は2%以下です。酸度2%の食用オリーブ油。これは、食べても飲んでも美味しいエキストラバージンオリーブオイルとは別物で、「人体に害が無く食べても良い食物油」このようなものです。

2017.01.18

1番美味しい条件で作ったオーガニックのオリーブオイルの味

鮮度の良い良質なエキストラバージンオリーブオイルはサラサラ

オーガニックオリーブオイルが美味しくなる条件

オーガニックのエキストラバージンオリーブオイル(以下オリーブオイル)は、美味しく無いと言われています。

理由はいくつかあります。例えば、農薬により害虫駆除が出来ないオーガニックのオリーブ農園では、虫が食べ残した美味しく無いオリーブの実でオリーブオイルを作ることになるなどです。

でも、例外的に環境に恵まれた美味しいオーガニックのオリーブオイルを産するオリーブ農園もあります。
そのような農園で採れるオーガニックのオリーブオイルの味や品質についてご案内します。

関連記事:オーガニックのオリーブオイルは、まずいと言われる理由

美味しいオーガニックのオリーブオイルができる稀少な農園

オリーブオイルにもオーガニックがあります。
ただし、オリーブオイルに関してはオーガニック生産で美味しいものをつくるのは難しいです。
難しい理由はいくつかあるのですが、例えばオリーブの木一人あたりの担当本数です。

私の知る限り、オリーブ農園でオリーブの世話をする人と木の本数の比率は、少なくても一人あたり500本以上です。

それではオリーブの木の剪定もままならないのでは?と思われるかも知れませんが、実はオリーブの木は実をつける年と成長する年が交互にやってきますので、いつも全ての木を剪定するというわけではありません。

加えて成長のスピードも遅いので、なんとか手入れが行き届くらしいのですが、かなりの担当本数には違いありません。

オリーブの収穫

一人あたりの管理本数が多くて、農薬も使用できないオーガニックオリーブオイルの農園で、美味しいオリーブの実を生産しようとしたら、自然の力を借りることになります。つまり害虫が生存しにくい気候や地理的条件のオリーブオイル農園が必要になります。

具体的には、夏の間に35℃以上になるか、秋に実が熟しだしてすぐに15℃を下回る農園、あるいは他のオリーブの木から、ものすごく離れているオリーブの木などです。これらの条件は、害虫が生存しにくい条件になります。

さて、このような恵まれた気象条件で産されるオーガニックのオリーブオイルの味わいですが、オーガニックのオリーブオイルならではの特徴がしっかりとあります。

オーガニックのオリーブオイルならでは美味しさ

オーガニックオリーブオイルの生産に適しているオリーブ農園は、最低気温が急激に下がるなど、ある意味で普通のオリーブオイル農園より厳しい自然環境です。

そのためにオリーブの木自体が生存しようとする力が強くなるらしく、オリーブの実の種が大きめです。

オリーブの実の塩水漬け

種が大きめなゆえに、オリーブオイル自体の足腰がしっかりしている印象になります。

例えば、通常タジャスカ種オリーブオイルは、魚介類や白身系のお肉にしかあわないのですが、hinatanoで扱っているブルーナ家のオリーブオイルは、タジャスカ種でも赤身系のお肉にも負けていません。

搾りたてのオリーブオイル

タジャスカ種は、完熟してから搾るので通常はマイルドなオリーブオイルに分類されます。
確かに辛味や苦味は少なめなのですが、しっかり濃い味です。

それに、このオリーブオイルは賞味期限が多少過ぎても美味しくいただけます。私は賞味期限切れ半年くらいのものを食べたことがありますが、全然普通に食べられました。

美味しいオーガニックのオリーブオイルの扱い方

美味しいオーガニックのオリーブオイルですが、取り扱い方に特別なものはありません。
普通のオリーブオイルのように熱や光から守ってあげるだけです。

鮮度の良い良質なエキストラバージンオリーブオイルはサラサラ

オリーブオイルの美味しさを維持する保管方法ですが、「オーガニック生産」か「そうでないか」では無くて、オリーブオイルのデリケート加減など味のタイプ別に保管に若干の違いが出てきます。

オリーブオイルには辛味苦味がある場合があります。この辛味苦味は抗酸化物質のポリフェノール由来です。辛味や苦味が少ないオリーブオイルは抗酸化物質が比較的少ないということになりますので、高温への耐性が弱くなりますので、夏場でも30℃以下の場所で保管をおすすめます。ただし冷蔵庫での保管はNGです。冷蔵庫に入れるとオリーブオイルの食物繊維を傷める場合があります。

まとめ 1番美味しい条件で作ったオーガニックのオリーブオイル

オーガニックのオリーブオイルは、虫が食べ残したオリーブの実で搾るからなど、色々な理由でまずいと一般的に言われていますが、美味しいオーガニックのオリーブを生産できるオリーブ農園も稀ですが存在します。

気候や地形が、オリーブの害虫が発生しにくい条件になっていて、美味しいオリーブの実が虫に食べられずオリーブオイルに使えます。そのような農園は、自然環境も厳しいので、オリーブの実の種が大きめです。そのためオリーブオイルの味も足腰がしっかりした、深みのあるオリーブオイルになっています。

2017.01.15

おすすめしたオリーブオイルの美味しさは、どのようなものかご案内します

グリーンオリーブとオリーブオイル

おすすめしたいオリーブオイルの美味しさ

おすすめのオリーブオイルを美味しさでは無くて、鮮度を視点に前回ご案内しました。

お知りになりたい事から外れてしまったかも知れませんが、オリーブオイルを鮮度と鮮度を大事にするお店で買うことをおすすめした理由は、どんなに受賞歴が多くて美味しいオリーブオイルでも、管理が悪くて、鮮度が落ちて劣化してしまえば味も悪くなるし、体にも悪いからでした。

では、美味しさは大事では無いかというと決してそんなことはありません。

どのようなタイプのエキストラバージンオリーブオイル(以下オリーブオイル)でも、鮮度が良ければ、それぞれ個性的な美味しさを感じることができます。

美味しさは安心でもある。おすすめのオリーブオイル

偽物が多いと言われているオリーブオイルですが、ちゃんと基準通りに作られたオリーブオイルで、大事に運ばれ管理している鮮度の良いオリーブオイルなら確実に美味しい味がします。

オリーブオイルの味で、例え本物でも困る味が苦みと辛味になりますが、これにはちゃんとした対処法がありますので、このあとご案内します。

エキストラバージンオリーブオイル

おすすめできる鮮度の良いオリーブオイルは、美味しいのと同時に安心できるオリーブオイルになるのですが、それを分かりやすく理解するために、少し逆に考えてみます。

オリーブオイルで、偽物あるいは劣化していると思われるあってはいけない味。
美味しく無くておすすめできないオリーブオイルとは、こんな味がします。

1.ひとくち口にふくんだら油っぽい
2.味が全くしない
3.変な味や臭いがする
4.食べた後、胸焼けしたり気分が悪くなる。

1.に関しては、本物のエキストラバージンオリーブオイルでも熱が上がってしまうと、このように油っぽく味が変化してしまいます。2.は、収穫時にオリーブの実が熟しすぎていたか、あるいは熟しすぎギリギリ基準内だとしても、時間経過と共に味がしなくなってしまったグレーゾーンのオリーブオイルです。

3と4については論外。明らかにエキストラバージンオリーブオイルでは無いです。このようなオリーブオイルは、加熱調理に使用すると体にまとわりつくようなベトベト感すら感じることがあります。

本物のエキストラバージンオリーブオイルだけど苦すぎて困ったとき

オリーブオイルの味で、驚かれるのが辛味や苦味だと思います。
激しく苦いオリーブオイルを食べたら、何か体に悪いものでも食べたのか、偽物オリーブオイルなのかと不安になられると思います。特に苦味に関しては、オリーブの収穫搾油の年度ごとに大幅に違う場合があります。

パンとオリーブオイル

オリーブオイルの辛味や苦味はポリフェノール由来で健康に良いものです。
このポリフェノールは時間経過と共に減っていきますので、辛味苦味も時間経過と共に減ります。

関連記事:手に入れたオリーブオイルが苦い場合、どのように対処すれば良いかご紹介します

美味しいおすすめのオリーブオイルの管理法

開封してあと、辛すぎたり苦すぎたりするのが分かったオリーブオイル。
時間経過でまろやかになるとは言っても、一度開封したオリーブオイルは酸化してしまうと思われるかも知れませんが、オリーブオイルは酸素には極めて強い食物油です。

ましてや辛味や苦味が強いのは、抗酸化物質が多い高ポリフェノールのオリーブオイルということですから、開封してもしっかり栓をしておけば数ヶ月はもちます。

鮮度の良いエクストラバージンは、オリーブの実の生搾りジュース

確かに、開封したまま放置していたオリーブオイルの栓を開けてみたら酸化臭がするときがあります。
でも、このようなケースは、ほとんどの場合ふた周辺に付着したオリーブオイルが酸化しているだけです。ペーパータオルなどできれいに拭き取れば酸化臭は消えます。

次に気になるのはオリーブオイルの保管温度だと思いますが、夏場でも流しの下などで大丈夫です。結構デリケートでポリフェノールが低いオリーブオイルだとしても、30℃ちょっとの環境なら、2ヶ月弱くらい置いておいてもオリーブオイルの基準内に劣化が収まります。

オリーブオイルが輸送中に温度で劣化することもあるのですが、もっと高温になります。
残念ですけど庫内温度が60℃に達する可能性があるコンテナで、輸入されているオリーブオイルがたくさんあります。

マイルドで美味しいオリーブオイル

オリーブオイルが、温度や酸素以上に苦手なのは光です。
透明ボトルに入れて直射日光に当たっていれば、開封しなくても数ヶ月後には酸化臭の固まりになってしまいます。

まとめ おすすめしたオリーブオイルの美味しさは?

オリーブオイルは鮮度さえ良ければ、それぞれ個性的な味が楽しめるし健康にも良いです。
買ったオリーブオイルが、例え辛すぎたり苦すぎたりしても、それらの味はある意味高品質のオリーブオイルとも言えます。それに辛味苦味は、ちゃんと対処法があるのでご安心ください。

それよりも、気をつけなければならないのは、油っぽかったり、味がしなかったり、変な味や臭いがしたり、食べたら胸焼けがしたりするオリーブオイル。それらは劣化しているか、何かが混ざっている為に起きている味でエキストラバージンオリーブオイルとは言えない代物です。

先日、とある店舗で、オリーブの搾りかすから溶剤を使用して搾った2番搾りのオリーブオイルの用途に「生使い、サラダにどうぞ」と書かれているのを見ました。知らない方があれをサラダで食べたら、きっとオリーブオイルが嫌いになってしまうと思いました。

2017.01.14

おすすめしたいオリーブオイルとおすすめする理由

鮮度の良い良質なエキストラバージンオリーブオイルはサラサラ

おすすめしたいオリーブオイルとは

エキストラバージンオリーブオイル(以下オリーブオイル)は、健康に良くて美味しいものです。
でも、オリーブオイルは、種類が多くて値段の幅も広いし、最近では偽物が多いとも言われていて分かりにくい
そう思われている方へ、おすすめのオリーブオイルをご案内させていただきます。

ピンポイントで、何という名前のオリーブオイルです。
というわけでは無いのですが、探し方や考え方のひとつとしてみていただけると幸いです。

本物のオリーブオイルは、本当に美味しくて健康に良いです。

おすすめできるオリーブオイルの条件

オリーブオイルがオリーブオイル以外の食物油に比べて優れていることはたくさんありますが、そのうちのひとつにオリーブの収穫から搾油まで全ての工程で熱を加えないというものがあります。

これは低温圧搾法と言われ、最近ではオリーブオイル以外の食物油でも使われていますが、オリーブオイル以外では搾油効率が悪く非常に高価な食物油になっています。

低温圧搾は、熱が加わっていないので油っぽい味がしないしのと同時に、健康に良い成分がそのままで健康に悪い成分も発生しないというメリットがあります。

このことがオリーブオイルが健康に良くて美味しいと言われている理由です。

オリーブオイル

おすすめしたいオリーブオイルというのは、このオリーブオイル本来の味と成分が保たれているのが条件になります。

私のようなオリーブオイルのインポーターが、オリーブ農園で試飲するような、健康に良くて美味しいオリーブオイルです。

オリーブオイルの味見

おすすめの仕方が難しいオリーブオイル

オリーブオイルは食べ物ですから、美味しく楽しく召し上がっていただきたいです。

ただ、私が考えるおすすめしたいオリーブオイルというのは、熱や光から劣化していないオリーブオイルですので、ご説明すると理屈っぽくなります。例えばこのような記事になってしまいます。

オリーブオイルが熱によって劣化する 遊離脂肪酸編
オリーブオイルが熱によって劣化する ピロフェオフィチンa編
光がオリーブオイルを酸化、劣化させる理由

書いた私が申し上げるのもおかしいのですが、理屈っぽくて最後までお読みいただくのには根気が要りそうです。

おすすめするようなオリーブオイルに出会える場所

おすすめしたいオリーブオイルの条件として、劣化していないオリーブオイルということをご案内しました。
でも、肝心なのはどこで出会えるかと言うことですよね。

オリーブオイルのティスティング

オリーブオイルのインポーターとして色々な卸先の方と話をする機会がありますが、全ての方が、このオリーブオイルの品質や鮮度に興味を持っていただけているわけではありません。同時に全てのオリーブオイル輸入業者がオリーブオイルの鮮度に拘っているかと申しますと、残念ながら少数派です。

合法的に輸入されたオリーブオイルなら、それ以上は拘らない(あるいは拘れない)というのも分かるような気がします。

でも、私がおすすめしたい”オリーブオイル農園で飲むような、美味しくて健康に良いオリーブオイル”は、大事に管理しながら輸入や保管をしないと味が変わってしまいます。

さらに申し上げれば、規定通りに作られたオリーブオイルで鮮度さえ良ければ確実に美味しいです。多少辛味や苦味があってもちゃんと管理すれば、次第に美味しくなります。

北イタリアからのオリーブオイル

最近、品質や鮮度に拘ったオリーブオイルを扱っているお店や輸入業者が出てきています。
主に個人のお店ですが、インターネットやブログに書き込みされているのを見かけます。

こういう方が営んでいるお店でしたら本当におすすめできるようオリーブオイルに出会えると思います。
オリーブオイルと鮮度や品質、温度管理などのキーワードを絡めて検索すると情報が出てきます。

まとめ おすすめしたいオリーブオイルとおすすめの理由

おすすめしたいオリーブオイルとは、温度や光からの品質管理がしっかりしているオリーブオイルです。
規定通り作られたオリーブオイルなら、多少辛味や苦味があっても時間経過と共に美味しくなっていきます。

少し見方を変えれば、どれだけ受賞歴のある優秀なオリーブオイルでも、熱や光にさらされれば、全然美味しく無くなってしまいます。

比較対象があれば、オリーブオイルが劣化しているかどうか分かるのですが、ほとんどの場合、オリーブオイルの輸入業者はオリーブオイルの生産者と独占契約をもっているので、傷んだオリーブオイルか、あるいは元々そんな味だったか比べようが無いのも、オリーブオイルの品質管理に拘らない業者がいてしまう理由かも知れません。

2017.01.09

本物と言われるオリーブオイルは、どんな味がするか

オリーブオイルのティスティング

オリーブオイルの本物の味とは

苦かったり辛かったり、エキストラバージンオリーブオイル(以下オリーブオイル)はいろんな味がします。
でも、本物のオリーブオイルには、味の共通点があります。どのような味かご案内します。

オリーブオイルで本物と言われているものが持っている風味

オリーブオイルを買って味見してみたら辛かったり苦かったりすると、本物では無いオリーブオイルかと心配されるかも知れませんが、本物のオリーブオイルでも苦味や辛味があります。さらには、意識的に辛味苦味を強くしているオリーブオイルもあります。

特に苦味に関しては、収穫の年によっては、すごく苦い場合もあります。でもオリーブオイルの辛味苦味は、ポリフェノール由来ですので健康に良い成分です。

オリーブオイルの味見

それでは、本物のオリーブオイルならではの味は、どのようなものかと言いますと、後味に表れます。
具体的には、多少多く飲んでしまっても油っぽく無くて、スッと抜けるような感じです。

文章で表すのは難しいのですが、オリーブオイルをひとくち口に含んで、目をつぶって味見してみてください。
スーと抜けて、後味爽やかなら本物のオリーブオイルです。偽物の場合は、口の中に油っぽさが残ります。

オリーブオイル含めて、本物を味見するのに必要な事

オリーブオイルのテイスティングというと、プロの鑑定士の方などは、ひとくち口にふくんで、口の中で噴霧状にして味の判定をします。そして、アーティチョークの味がするなど、味の表現をしていきます。

オリーブオイルは、オリーブの実のジュース

でも、個人的には、口にふくんで目を閉じるだけで、オリーブオイルの良し悪しは分かるような気がします。

目を閉じることによって感覚を味覚に集中できます。本物で鮮度の良いエキストラバージンオリーブオイルは、口の中でスッと抜けて無くなります。味見の際に目を閉じて集中することは、厨房で働いていたときにレストランのオーナーに教えてもらいました。

オリーブオイルの本物の味は難しい?

そうは言っても、味見したオリーブオイルが、口の中でスッと抜けたのか、後味がしつこかったのか分からないから、本物のオリーブオイルか判別つかないと思われるかも知れません。

さて、どうすれば判別つくようになるかと言いますと、イタリア展やオリーブオイルのフェアなどに行かれて、場数を踏まれるしか無いような気がします。何度も色々なオリーブオイルを味見すると自然に味覚のレベルが上がっていきます。

「そんなの当たり前!」と、お思いでしたら申し訳ありません。

ある料理について、美味しく作りたいと思ったら、そのお料理の美味しいお店をたくさん食べ歩くのが最良ですものね。
プロの料理人の方も、そうやって自身のレベルを上げているみたいですし。

オリーブオイル

オリーブオイルの場合、美味しいものか、本物かを判断する場合、このスッと抜ける感覚もご考慮されてみてください。
この抜ける感覚のあるオリーブオイルは、鮮度も良いはずです。

まとめ 本物のオリーブオイルはどんな味がする?

オリーブオイルが本物の場合、後味に特徴が表れます。
それは、低い酸度(消費しないと体について太りやすい遊離脂肪酸の量が少ない)のおかげで、本物のエキストラバージンオリーブオイルなら、かなり後味が爽やかで抜けるような感じです。

オリーブオイルによって、時折強く表れる辛味や苦味ですが、これはオリーブオイル特有のポリフェノール由来ですので、本物のエキストラバージンオリーブオイルでも、辛味苦味はあります。

2017.01.08

偽物オリーブオイルをボトルで見分けるポイントをご案内します

マイルドで美味しいオリーブオイル

簡単に偽物オリーブオイルを見分けるポイント

明らかな偽物エキストラバージンオリーブオイル(以下オリーブオイル)と思えるものは、以前に比べて見なくなりました。

どのあたりを見て”怪しい、偽物オリーブオイルかも知れない”と見分けていたかをご紹介します。

 


 

ボトルで読み解く偽物オリーブオイルの見分け方

ボトルを見ただけではオリーブオイルが、偽物か本物か見分けがつかないと言われています。
でも、ボトルを見ただけでも、これは偽物オリーブオイル臭いなと思える程度の情報は拾えます。

鮮度の良いエクストラバージンは、オリーブの実の生搾りジュース

まず最初にオリーブオイルのボトルの色
オリーブオイルは光で光合成によって未開封でも酸化します。イタリアでは50mlサイズの瓶を”使い切りオリーブオイル”として透明ボトルで販売することはあります。でも、250ml以上の瓶でしたら使い切るまで一定期間かかりますので、良心的な生産者は必ず光を透さないボトルに入れています。

 

次に見てみるのはラベルの原産国

オリーブオイルのラベルがイタリア語でも、日本のJAS法で決められている日本語食品ラベルを見ると原産国が表記されていない事があります。原産国表記が無いのは国産ということになりますので、どこからかオリーブオイルを輸入して日本国内で瓶詰めしたのかも知れません。でも産地の表記が紛らわしいのは偽物オリーブオイルを疑ってしまいます。

加えてボトルのサイズも目安になります。実は日本の場合250mlの遮光ボトルは手に入りにくいです。
この位のサイズのボトルは、日本では調味料用として使われる一合単位(180ml)です。
でも海外には一合という単位はありませんので、180mlのボトルは日本国内で調達したものになります。外国産を謳っても瓶詰めは日本と言うことになります。

 


 

偽物オリーブオイルは価格でも見分けられます。

エキストラバージンオリーブオイルの基準は、酸度0.8%など色々な基準があります。

その基準を満たした本物のオリーブオイルで、100%イタリア産の場合、価格は定価で1リットルあたり3,000円以上です。それを下回るとオリーブオイル生産者は生活できないと、オリーブオイルの生産組合の人から聞いたことがあります。

エキストラバージンオリーブオイル

でも、この価格を下回るイタリア産エキストラバージンオリーブオイルと言われている、そこそこ美味しいオリーブオイルもあります。それは、きっとオリーブオイルには違いないけど、エキストラバージンオリーブオイルの国際基準は満たしていないのではと想像しています。でも違法ではありません。なぜなら日本にはエキストラバージンオリーブオイルの法的な基準がありませんから自称でもOKなのです。

 


 

見分けて偽物では無さそう思えるオリーブオイルも

オリーブオイルのボトルを見ただけでも、
「産地が明確で無かったり誤解をさせそうな書き方になっていたり」
「オリーブオイルが傷みやすい容器に入っていて、オリーブオイルを大事に扱っていなかったり」

これだけでも生産者のオリーブオイルに対する姿勢が見て取れますので、偽物オリーブオイルを疑えますよね。

有機栽培エキストラバージンオリーブオイル

これをクリアすれば本物のオリーブオイルかと言いますと、微妙なのです。
エキストラバージンオリーブオイルはオリーブの実の生搾りジュースです。ワインほど厳密な管理は必要ではありませんが、熱や光から守ってあげないと劣化して美味しさが減ってしまいます。

本当は、トレーサビリティやポータビリティ(どこの誰が作って、どうやって運ばれてきたか)まで分かれば安心なのですが、そこまで詳しく商品に記載するのは難しいです。ですから、せめて専門店でオリーブオイルを探されることをお勧めします。専門店の人達は、そのあたりの情報も知っているはずです。

 


 

まとめ 偽物オリーブオイルをボトルで見分けるポイント

オリーブオイルに対する生産者の熱意や仕事への取り組み姿勢をボトルから読み取れます。

光で傷んでしまうオリーブオイルを透明なボトルに入れておいたり、いかにもイタリア産オリーブオイルっぽくラベルが書いてあっても原産国の表記が無かったり。

オリーブオイルも食べ物ですから、お客様の口に入ります。
小さなお子さんや赤ちゃん、お年寄りも召し上がるものです。真摯な仕事が大事ですよね。

2017.01.04

良いオリーブオイルは、必ず美味しい理由をご案内します

鮮度の良い良質なエキストラバージンオリーブオイルはサラサラ

良いオリーブオイルと美味しいオリーブオイル同じ?

良薬は口に苦しと言われますが、エキストラバージンオリーブオイル(以下オリーブオイル)には、当てはまりません。

品質などの条件から、良いオリーブオイルは必ず美味しいオリーブオイルになってしまうからです。詳しくご案内します。

 


 

美味しいオリーブオイルが良いオリーブオイルである理由

美味しいオリーブオイルとは、生産地で食べるような鮮度の良いオリーブオイルのことです。
そのオリーブオイルは飲めるくらいにサラサラとしていて、油とは思えないくらい美味しいオリーブオイルです。

でも「健康に良いオリーブオイル」と勧められて買ってみたら、辛味苦味が強くて美味しいオリーブオイルとは言えないものだった。こんなご経験もお有りですか。

そうなると、美味しいオリーブオイル=健康に良いオリーブオイルにならないのでは、と思われるかも知れません。

オリーブオイルの辛味苦味はポリフェノール由来ですので、その味が強ければ高ポリフェノールのオリーブオイルということになりますから、確かに健康に良いです。

しかし実は、オリーブオイルのポリフェノールは時間経過と共に減少していきますので、少し召し上がるのを我慢して寝かせておけば、オリーブオイルの味は、苦み辛みが丸くなって食べやすく美味しいオリーブオイルになります。

 

関連記事:手に入れたオリーブオイルが苦い場合、どのように対処すれば良いかご紹介します。

 

マイルドで美味しいオリーブオイル

では、少し視点を変えて、良くないオリーブオイルとは何か?

それは、熱や光などオリーブオイルの保管環境の悪さから劣化してしまい、美味しさの減少と同時にオリーブオイルの健康に良い成分が失われたり、体に悪い成分が出てきてしまっている後戻りできない状態のオリーブオイルです。このようなオリーブオイルは、飲むと油っぽさを感じたりします。

このように、健康などに良いオリーブオイルと、美味しいオリーブオイルは、共に鮮度が良くて劣化していないのが条件です。ですから美味しいオリーブオイルと、良いオリーブオイルとは、同じものになってしまいます。

 


 

オリーブオイルの苦み辛みは購入後に調整可能

苦み辛みが強いオリーブオイルも、最初からほど良く苦み辛みを抑えた美味しいオリーブオイルにする事は可能です。

一般的に苦み辛みを強くするためには、まだオリーブの実が若い高ポリフェノールの状態で収穫して搾ります。
一方で同じオリーブの木のオリーブも、熟し気味まで待てば、比較的マイルドな味わいのオリーブオイルになります。

鮮度の良いエクストラバージンは、オリーブの実の生搾りジュース

では、なぜ、あえて苦み辛みが強いオリーブオイルにするかと申しますと二つの理由が考えられます。

1.高ポリフェノールのオリーブオイルとして商品価値を高めるため
2.辛味苦味が多少強い方が、肉料理にあいやすいから伝統的に作っている
※苦み辛みが強いオリーブオイルは肉食文化の産地で生産されることが多いです。

 


 

美味しいオリーブオイルも良いオリーブオイルも鮮度が決め手

良いオリーブオイルと美味しいオリーブオイルは、品質の条件が同じだとご案内しました。
その品質を分かりやすい単語に置き換えるとすれば鮮度です。

パンとオリーブオイル

オリーブオイルは、ほかの食物油と違い搾油までに温度が加わらないようにします。
その工程は、まさに果実の生搾りジュースと同じです。それらのことを考えるとオリーブオイルは生鮮食品として扱っても良いくらいだと思います。

オリーブオイルが劣化する条件と内容をご案内した記事です。ご参考になれば幸いです。

オリーブオイルが熱によって劣化する 遊離脂肪酸編
オリーブオイルが熱によって劣化する ピロフェオフィチンa編
光がオリーブオイルを酸化、劣化させる理由

 


 

まとめ 良いオリーブオイルが必ず美味しい理由

健康などに良いとされているオリーブオイル(エキストラバージンオリーブオイル)は、健康などに良い成分が劣化していないことが大前提です。そのように鮮度の良いオリーブオイルなら、飲んでも美味しいくらいなら、美味しいオリーブオイルと健康などに良いオリーブオイルは同じものになります。

かなり理屈っぽい言い回しになってしまいましたが、それくらい鮮度の良いエキストラバージンオリーブオイルに出会う機会は日本では少ないと思います。美味しいですよ

2016.12.23

2種類あるオリーブオイルのブレンドの意味

エキストラバージンオリーブオイル

印象的に悪いオリーブオイルのブレンドですが

エキストラバージンオリーブオイル(以下オリーブオイル)のブレンドと聞いてどのような印象を持たれますか?

ブレンドを”混ぜる”と解釈すると、微妙な印象になります。
でも、実はオリーブオイルには伝統的な美味しいブレンドレシピというものも存在します。

 


 

オリーブオイルは伝統的なブレンドのレシピもある

オリーブオイルにブレンドは、何も低品質なものを色々ブレンドするだけではありません。
伝統的に複数のオリーブオイルをブレンドして一つの味を作る場合があります。

オリーブの木は、全国的に育つものもあれば、ある地域だけしか育たないものもあります。
複数のオリーブの木が存在する場合は、より美味しいオリーブオイルにするためにブレンドして味を作り上げていきます。

完熟した収穫期のタジャスカ種のオリーブ

例えば、トスカーナ州で有名なフラントイオという品種があります。
この品種は尖った辛味が特徴です。同じ辛味が持ち味のレッチーノ種とは違う辛味です。

でもこのフラントイオという品種は、それだけでオリーブオイルを作ると味が物足りない。そのため、複数品種をブレンドしてオリーブオイルにします。世界的に人気のあるトスカーナ州のオリーブオイルですが、評価が高いオリーブオイルは、ほぼ複数品種のブレンドオリーブオイルです。

トスカーナ州のオリーブオイル
私が扱っているトスカーナ州のTERRE DI SIENA(テッレ ディ シエナ「シエナの大地」)というオリーブオイル。
使用オリーブは、レッチーノ、フラントイオ、モライオロ、コレッジィオロと4種類のオリーブをブレンドしています。

 


 

ブレンド比率を決めるオリーブオイルのブレンダー

オリーブオイル生産者のところには、ブレンダーと言われる鑑定人がいます。イタリア語では直訳すると味見人(assaggiatore)と言います。農園内にいたり外部の人と契約したりしています。

オリーブオイルのブレンド比率やその年の商品価値などは、この鑑定人の意見が重要になります。
商品価値が微妙なときなど農園主は鑑定人に相談して出荷を決めるのですが、鑑定人が約束をすっぽかすと出荷できません。

先日、私の取引先が、約束をすっぽかされて私への納品が遅れて、私も納期遅れしてしまいました。(苦笑)イタリアです。

 


 

ブレンド不要で深い味のするオリーブオイル

もちろんブレンドをしなくてもおいしいオリーブオイルもあります。
このhinatanoで扱っているタジャスカ種もそうですが、ほかにもジェンティーレ種やトンダイブレア種。品名を覚えていたらきりが無いのですが、時にはお好きなオリーブオイルの使用品種を調べるのも面白いかも知れません。

ワインがお好きな葡萄の品種から選ばれることがあるように、オリーブオイルも品種買いすると、微妙な味の違いがあったりして面白いですよ。

オリーブオイル

 


 

まとめ 2種類あるオリーブオイルのブレンドの意味

オリーブオイルのブレンドと言うと、「混ぜ物」という印象があるかも知れませんが、伝統的に美味しいオリーブオイルにするために複数品種のオリーブをブレンドしてオリーブオイルを作る場合があります。

それぞれの品種ごとに搾ってオリーブオイルにします。そのあとブレンドの比率を考えながら味を作っていきます。
品種ごとの味の特徴を覚えると、オリーブオイルが更に楽しくなるのでお勧めです。

2016.12.19

おすすめできる本物の確率が高いオリーブオイル

グリーンオリーブとオリーブオイル

おすすめの理由 本物の確率が高いオリーブオイルとは?

本物としておすすめできるエキストラバージンオリーブオイル(以下オリーブオイル)があります。

偽物が多いと言われているオリーブオイルですが、オリーブオイルはたくさんの種類が存在しますので、本物の確率が高い種類のオリーブオイルも存在します。そのわけとおすすめする理由をご案内させていただきます。

 


 

おすすめのポイントは、状態が良い本物のオリーブオイルであること

本物の確率が高く、おすすめできる種類のオリーブオイルがあります。

偽物だらけと言われているオリーブオイルですが、色々な話がゴチャゴチャになっていて分かりにくくなってしまっています。

例えば、オリーブオイルに使用するオリーブが古かったので、硫酸銅を塗した」という記事を見たことがありますが、オリーブの実はすぐに搾らないと酸化してしまうので、実の状態で長期間放置したオリーブの実はオリーブオイルにできません。それに、もし偽装するとしても、オリーブオイルにする場合は、硫酸銅を塗ったり余分な手間はかけないと思います。

エキストラバージンオリーブオイル

さて、健康に良いとおすすめできるオリーブオイルは、国際基準を満たしたエキストラバージンオリーブオイルです。

それに該当しない、おすすめできない偽物の確率が高いオリーブオイルは、

1.量産品や安価品に多くある自称エキストラバージンオリーブオイル。
価格の目安は最低でも1リットル3,000円以上。それを下回るとオリーブオイル農家は生活できません。あり得ないオリーブオイルなのでおすすめできません。

2.元々はエキストラバージンオリーブオイルだったけど劣化したもの
原産国から出荷されたときは、エキストラバージンオリーブオイルだったけど、輸入方法や保管が悪くて劣化しエキストラバージンオリーブオイルの基準を越えてしまっているオリーブオイル。

輸入品のオリーブオイルの場合は、上の2に該当するオリーブオイルが多いと思います。例として日本国内で開催されるオリーブオイルコンテストで、オリーブオイルの輸入者から持ち込まれるオリーブオイルのうち、明らかに劣化したと思われるオリーブオイルの出展比率が3割くらいあると聞いたことがあります。

 

残念ながら、オリーブオイルはちゃんと温度などから管理しなければ劣化する。という認識がまだまだ広まっていないと思います。でも、この輸入品のオリーブオイルの中で、温度に強いオリーブオイルの種類もあります。これが本物の確立が高いオリーブオイルで、おすすめできます。

それらは抗酸化物質が多い、高ポリフェノールのオリーブオイルです。味の特徴は、ポリフェノール由来の辛味苦味が強いタイプのオリーブオイルです。

 


 

それでも状態が悪かったトスカーナ州産の有名オリーブオイル

この高ポリフェノールのオリーブオイルは、熱にはかなりの耐性があります。
2年くらい30℃以上の環境に置いても遊離脂肪酸の酸度0.8%の基準を越えません。

ただし、光には弱いです。
高ポリフェノールということは、ポリフェノールの基の葉緑素もたっぷり入っています。この葉緑素は、酸素が無くても光で光合成を起こして酸化物質を出します。

パンとオリーブオイル

イタリアでも有名なトスカーナ州産の有名オリーブオイルがあります。
あるレストランでおすすめされて肉料理にかけてもらったのですが、酷い状態のオリーブオイルになってしまっていました。

このオリーブオイルは透明なボトルに入っていました。たぶんそれが理由なのだと思います。

イタリアのフィレンツェで同じオリーブオイルを食べたことが何度かあるのですが、それはそれは若草の香りのする素晴らしいオリーブオイルです。このようにイタリアと日本で同じオリーブオイルを食べても味が違うことはよくあることです。

 


 

本当はおすすめしたい本物のフルーティーな味のオリーブオイル

本物の確立が高い高ポリフェノールのオリーブオイル。でも苦みや辛味が強いのはちょっと、と思われる方には、ぜひ完熟タイプでフルーティーな味のオリーブオイルをおすすめしたいです。

ただし、このタイプのオリーブオイルはデリケートで、イタリアでも産地から離れると味が変わっていることがあります。手に入れる事は不可能かと言いますと、そんなことはありません。

サラッとしていて美味しいオリーブオイル

輸送に飛行機を使ったり、夏場は仕入を行わなかったり、25℃以下の定温庫で管理したりすれば、産地のオリーブ農園と同じ味のオリーブオイルが味わえます。私は10年それを続けてきました。

 


 

まとめ おすすめできる本物の確率が高いオリーブオイル

1.オリーブオイル生産者が生活できないような安価なエキストラバージンオリーブオイルは、偽物の確立が高い

2.輸入品のオリーブオイルのうち、劣化する最大の原因は熱からの劣化ですが、苦み辛みの強いオリーブオイルは熱への耐性が強いので、本物の確立が高いオリーブオイルと思います。しかし光には弱いので透明なボトルに入っているオリーブオイルは、該当しません。

3.本当におすすめしたいのは、温度や光などから管理されているフルーティーな味のオリーブオイルです。飲めるくらい、いいえ、飲んで美味しいオリーブオイルです。

2016.12.18

オリーブオイルを健康のためにおすすめしたい理由をご案内します

パンとオリーブオイル

なぜ健康のためにオリーブオイルをおすすめするのか?

健康のためにエキストラバージンオリーブオイル(以下オリーブオイル)をおすすめしたい理由はたくさんあります。
健康に良い成分がたくさん入っていますし、美味しいですし

ほかの健康に良い食物油に比べて、オリーブオイルをおすすめしたい理由をご案内します。

 


 

健康のためにオリーブオイルをおすすめする理由が、こんなにある

オリーブオイルを健康のためにおすすめしたい理由のうち、ほかの食物油に無くてオリーブオイルにある特有の成分の効果や効能が、あります。オリーブオイルに含まれるポリフェノールは、オリーブオイルでは無いと摂れないものがたくさんあります。

加えてオリーブオイルのビタミンEについては、数あるビタミンEのうち最も強力なα(アルファ)トコフェロールです。このビタミンEをオリーブオイルのおすすめのポイントにしているのは、高い抗酸化作用です。肌荒れ予防や老化の防止、そして血中のコレステロールを酸化から守り動脈硬化の予防などが挙げられます。

オリーブオイルの主成分であるオレイン酸も健康のためにオリーブオイルをおすすめしたい理由ですが、オレイン酸が主成分の食物油は実はたくさんあります。人工的に加工された物か天然由来かはわかりませんが。でもオリーブオイルのオレイン酸は、100%天然由来です。

関連記事:健康に良いオリーブオイルの成分ごとに整理した健康への効果

鮮度の良い良質なエキストラバージンオリーブオイルはサラサラ

でも本当にオリーブオイルを健康のためにおすすめしたい理由は、美味しさです。
オリーブオイルはほかの食物油と違い、オリーブの実を搾っただけ、オリーブの実の生搾りジュースです。
鮮度が良いものは飲んでも美味しい。いいえ飲むと美味しさがよく分かるのです。美味しくて健康に良いなんて、1番良いと思いませんか

飲むと美味しいオリーブオイルは、イタリアでも農園に行かないと味わえないのですが、同じオリーブオイルをお届けしたいと輸入業を10年間営んできました。

 


 

健康のためおすすめできる飲んで美味しいオリーブオイル

時折、卸先のお客様の所で店頭のデモ販売を行います。
都内でしたら、コンランショップ様とは8年ほどのお取引いただいております。

コンランショップ様でのデモ販売の様子

オリーブオイルの試食には、最初ひとくちでも飲んでいただくのをおすすめしています。
オリーブオイルが飲めるのもでは無くて、飲んで美味しいものご体験いただきたいからです。

もちろん、パンにつけてをご希望の場合は、そのようにさせていただいております。

 


 

健康のためにおすすめしたいオリーブオイル、大事なこと

オリーブオイルを健康にためにおすすめしたい一番の理由は美味しいからです。

オリーブオイルの味は強過ぎると辛かったり苦かったりします。慣れてくるとそれらの味も美味しく感じますし、使い方も分かってきます。でも、もっと気軽に美味しさと健康を手に入れていただきたいので、魚介類料理にあうといわれているオリーブオイルとおすすめしたいです。このようなオリーブオイルの味は、マイルドでフルーティーです。

マイルドで美味しいオリーブオイル

そして、おいしいオリーブオイルであるために一番大事なのは、鮮度。

オリーブオイルは、搾油する過程で熱が加わらないように絞ります。そのためほかの食物油と違って本物のオリーブオイルは油っぽくありません。ですから、おすすめしたいのは、温度や光から管理された本物のオリーブオイル。農園で飲むのと同じ味のオリーブオイルを是非お試しください。

 


 

まとめ オリーブオイルを健康のためにおすすめしたい理由

オリーブオイルを健康のためにおすすめしたい理由は

1.オリーブオイルでは無いと摂れないポリフェノール類やビタミンEのうち最も強力なα(アルファ)トコフェロールなど、健康に良い成分がたくさん含まれています。

2.オリーブオイルは搾油過程で熱が加わらないように絞られています。ですので油っぽく無いし美味しい。これはオリーブオイルと一部の高級な食物油のみで取り入れられている低温圧搾法という搾油方法によるものです。ですから温度管理されている本物のオリーブオイルは飲んで美味しいものです。

ぜひ、おすすめさせてください。

 

関連記事:健康のために良いとされているオリーブオイル なぜ他の食用油より優れているか

 

 

hinatano

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