フルーティーで美味しいオリーブオイルの探し方をご説明します。

フルーティーで美味しいオリーブオイル

エクストラバージンオリーブオイルは色々なタイプが味があります。辛いものや青リンゴのような味のするもの。
それらの中でフルーティーな味を見つける方法をご案内します。

オリーブオイル

 


 

フルーティーなオリーブオイルは完熟タイプが多い

オリーブオイルは搾油のタイミングで味が変わってきます。
早摘みは辛め苦め、この手の味は肉料理を食べる地方で好まれます。またこのようなオリーブオイルでも、オリーブオイルのガイド本には”フルーティーです。”という記述があるのですが、一般の方は、辛味と苦みに負けてフルーティーさを感じられないと思います。

一方フルーティーなのは、完熟タイプ。オリーブの実がしっかり熟した実を使ったオリーブオイルに多いと思います。

新鮮な魚介類を食べている地方のオリーブオイルに多くて、hinatanoで扱っているオリーブオイルの産地、北イタリアのフランス国境近くリグーリア州や、イタリア半島のアドリア海側の真ん中あたり、アブルッツォ州から南イタリアプーリア州の北半分に見られます。

 

そんな地名を言われても分からない。
はい、では、もし気になるオリーブオイルがあれば、品名でGoogle検索してみましょう。
アルファベットで入力して地図表示すれば生産者の位置が分かりますよ。

あるいはオリーブの品種名で、タジャスカ種かジェンティーレ・ディ・ラリーノ種で検索してみてください。いくつか候補が出てきます。この2品種を挙げたのはあくまでも私の経験値です。何度か凄く美味しいものに出会いました。

ただ、この完熟タイプと言われているのは、オリーブオイルの鮮度が大事です。辛み苦みの元になるポリフェノール(抗酸化物質)が少ないのでデリケートなのです。輸送で高温になってしまうと油っぽくなってしまうのです。

 


 

今でも忘れられない屋台のウニ屋

突然ですが、イタリアの新鮮な魚介類の思い出話です。プーリア州の北部Barrettaという街に行ったときのことです。
屋台でウニを売っていました。それにレモンを軽くかけてエクストラバージンオリーブオイル。あれは、美味かった。

イタリア半島全体の海沿いで、新鮮な魚介類を食べているわけではありません。鮮度に対する感度が日本人より緩い地域もあります。私も何度か「美味しく無い魚介料理」を食べたことがあります。先ほどご案内した地域は、外れが無かった場所です。

 


 

オリーブオイルの鮮度を知る方法

もし可能ならイタリアからの輸送方法を聞いてみてください。あとは賞味期限ですね。半年以上は残っているものが好ましいです。

グリーンオリーブとオリーブオイル

美味しいフルーティーなオリーブオイルの探し方のまとめ

1.新鮮な魚介類を食べている地域の品。リグーリア州、アブルッツォ州から南イタリアプーリア州の北半分あたりのオリーブオイルにあたりが多い。

2.購入候補になっているオリーブオイルがあれば、品名をアルファベットで入力してGoogle検索して産地を調べてみる。

3.オリーブの品種名からも調べられる。私のおすすめはタジャスカ種かジェンティーレ・ディ・ラリーノ種

 

ご参考になれば幸いです。

hinatano加藤 昭広

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ヒナタノ店主・加藤 昭広

おいしいもので喜んでいただくことが大好きです。おいしいものを探してイタリアへ移住。気がついたら仕事になっていました。
自他ともに認めるオリーブオイル ヲタクです。
このブログでは、おいしい話しやイタリアの職人さんたちから聞いた小ネタを紹介しています。