オリーブオイルと野菜のお料理で和食とあいそうなもの

オリーブオイル

オリーブオイルと野菜を和食にあわせてみる

エキストラバージンオリーブオイル(以下オリーブオイル)と野菜を簡単に食卓へ取り入れる方法をご紹介します。

イタリアンぽい料理にしなくても大丈夫です。イタリアの家庭料理には、和の食卓にあいそうなレシピがいくつかあります。

 


 

和食になりそうなイタリアにあるオリーブオイルと野菜のお料理

オリーブオイルの本場イタリアには、日本で和食に使われている野菜と同じものがたくさんあります。
加えて魚醤までありますので、和食中心のご家庭にも使えそうなオリーブオイルと野菜のレシピがあります。

鮮度の良いエクストラバージンは、オリーブの実の生搾りジュース

例えばキャベツ、イタリアのキャベツは少々硬いのですが、日本のものと同じような味です。

このキャベツをパスタを茹でる時と同じような塩加減(塩分濃度1%程度)で3分ほど茹でます。
茹であがったらザルにあげて水を良くきってから、オリーブオイルをひと回し。その後イタリア料理ぽくするなら、バルサミコかワインビネガー。和の食卓にはポン酢が美味しいです。

あっさりとしつつ、オリーブオイルの油分でしっかりした味わいの小鉢になります。
春キャベツのような柔らかいキャベツでしたら1分も茹でれば十分です。

 

エキストラバージンオリーブオイルのお料理、ホウレン草

次にホウレン草。
イタリアの一般家庭でもホウレン草はよく食べられます。ほうれん草自体は、日本のちぢみホウレン草に良く似ています。
彼らも茹でて副菜として食べるのですが、茹で方が違います。かなり長時間原型が無くなるまで茹でます。個人的には茹ですぎだと思います(笑)

和食にあうようにするには、普通のお浸し程度の茹で方でさっと茹でて、オリーブオイルと醤油でいただいてみてください。ほかにもオリーブオイルとニンニクで蒸し焼きにしたのもお勧めです。

 


 

イタリアの白和えは、豆腐の替わりにリコッタチーズ

イタリアに住んでいる頃、ほぼ和食は食べなかったのですが、時折友人達で集まって和食パーティを催していました。
結構貧しい生活をしていましたので(笑)使う食材はイタリアのスーパーマーケットで買えるものだけ。

いくつかのお料理の中で一番のお気に入りは、ほうれん草の白和え。豆腐は高いのでリコッタチーズを使っていたのですが、味は本物の白和えとそっくりでした。

ルッコラは胡麻菜と同じもの

ほかにも手に入り易かった和の食卓にも使われている食材としてルッコラがあります。
これは胡麻菜と全く同じものです。確か100グラムで100円しなかったような気が。

 


 

オリーブオイルと野菜は、和の食卓にあいやすい

ご紹介したのは、野菜を茹ででオリーブオイルをかけるだけのレシピです。
キャベツを茹でるときの塩加減だけご注意ください。パスタを茹でるような強めの塩加減の方が、キャベツの甘味が強くなり美味しいですよ。

野菜を茹でてオリーブオイルをかけるだけの小鉢ですから、大事なのはオリーブオイルの味です。
オリーブオイルの味のうち、苦みや辛味が多少強いオリーブオイルでも、茹でたお野菜の余熱でかなりとんでしまうので気にならなくなると思います。

濃厚なオリーブオイル

もし、油っぽかったり変なえぐみが味にあったとすれば、それはオリーブオイル自体が劣化している可能性があるような気がします。

あるいは、もしオリーブオイルの味がほとんど無かったら、それは熟しすぎたオリーブの実を使用したオリーブオイルだと思います。そのオリーブオイルもエキストラバージンオリーブオイルの基準を満たしていないと思います。

 

本物のオリーブオイルは、油っぽく無く、飲んで美味しいオリーブの実の生搾りジュースです。
味噌汁とお吸い物にはあいませんでしたが、味噌ラーメンと塩ラーメンにはあいます。(笑)

 


 

まとめ オリーブオイルと野菜のお料理で和食とあいそうなもの

イタリアの家庭料理のレシピで、日本の食卓にあいそうなレシピはいくつかあります。

一番簡単なのは、お野菜を茹でてオリーブオイルをひと回ししていただく方法。
特にキャベツとオリーブオイルにビネガー類やポン酢とあえるレシピはおすすめです。
野菜嫌いの子供達もよく食べます。

コツは、強めの塩味でキャベツを茹でることです。キャベツの甘味が増します。

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ヒナタノ店主・加藤 昭広

おいしいもので喜んでいただくことが大好きです。おいしいものを探してイタリアへ移住。気がついたら仕事になっていました。
自他ともに認めるオリーブオイル ヲタクです。
このブログでは、おいしい話しやイタリアの職人さんたちから聞いた小ネタを紹介しています。