2016.10.05

肌に使用するスキンケア用のオリーブオイルの選び方や保管方法について

肌に使用するスキンケア用のオリーブオイル。食用との違いは

私は鮮度にこだわった輸入方法でオリーブオイルを約10年輸入しています。

肌用のオリーブオイルのサイトを色々見て、もう少し詳しく知りたい方のためにと思い、知っていることを整理して記させていただきました。

 


 

肌に使用するオリーブオイルも食用も大事なことは変わらない

エキストラバージンオリーブオイル(以下オリーブオイル)は、オリーブの実の生搾りジュースです。
これは食用も肌用も変わらないでしょう。

恐らく肌に使用される際に気になるのは、肌荒れなどのトラブルでしょうか。
そうなると酸化物資の量や、酸化物質が増えない保管方法などが、きっと気になられますね。

マイルドで美味しいオリーブオイル

オリーブオイルは酸化しにくいオレイン酸が主成分ですので、元々は酸化には強いです。
ただ、色の元や濁り成分は、オリーブの実由来の葉緑素です。この葉緑素が酸化しやすいのです。

肌用のオリーブオイルで「精製」という文言を目にします。
恐らく精製して取り除いているのは、この濁り成分などだと思います。
ただ、この濁り成分に関しては、ご家庭でペーパーフィルターを何度かかければ取り除けます。

オリーブオイル
これは食用ですが、無濾過のエキストラバージンオリーブオイルです。
濁っている成分が葉緑素になります。

 

このほかに気になるのは酸度でしょうか。
食用のエキストラバージンオリーブオイルの場合酸度0.8%以下が目安になります。
この酸度の元は遊離脂肪酸というものになります。この遊離脂肪酸を取り除くためには水酸化ナトリウムを使用することになるので、恐らく肌用のオリーブオイルは、元々酸度の低いものを使用しているのでは、と思います。

 


 

秋冬のイタリアも乾燥します。オリーブオイルの農園で働く女性

イタリアの冬も乾燥します。
湿度が高い町と言われる私が住んでいたフィレンツェでもカサカサです。

オリーブ農園はオリーブが乾燥気候を好むためにもっと乾燥しています。
冬場訪問すると、働いている女性がオリーブオイルを一滴手に落として擦りこんでいる姿を目にします。
彼女たちが使っているのは食用です。肌の違いもあるかも知れませんが食用も使えるかも知れません。

 


 

肌用のオリーブオイル。保管方法

さて、オリーブオイルは酸化に強いと申しましたが、苦手なものに対してはデリケートです。
苦手にしているのは、光・熱・酸素

酸素に関しては、開封しっぱなしにでもしなければ、あまり気にしなくとも良いと思います。
問題は光と熱。

熱に関しては、せっかく遊離脂肪酸が低いオリーブオイルも熱が加わると増えてしまいます。
かと言って、冷蔵庫での保管はオリーブオイル内の食物繊維を傷めるのでお勧めできません。
夏場などは流しの下などの冷暗所が良いと思います。

以前の記事です。オリーブオイルの夏場の保管について

 

熱以上に弱いのが光り
精製して葉緑素は取り除いているでしょうか、色が着いているかぎり葉緑素は残っています。
この葉緑素は、酸素が無くても光合成を起こして酸化物質を排出します。
そのためイタリアではスキンケア用でも遮光ボトルに入っていることが多いのです。

スキンケア用オリーブオイル

 

以前のご案内したエキストラバージンオリーブオイルが、熱や光で劣化する記事です。

オリーブオイルが熱によって劣化する内容をご説明します。遊離脂肪酸編
オリーブオイルが熱によって劣化する内容をご説明します。ピロフェオフィチンa編
光がエキストラバージンオリーブオイルをどのように劣化させるかご説明します。

 


 

肌にオリーブオイル、スキンケア用を探すときのご参考にのまとめ

オリーブオイルを肌に使用する際には酸化物質が気になると思います。
オリーブオイルは、酸化しにくいオレイン酸が主成分ですので本来は酸化しにくいのですが、濁り成分や色の元になるオリーブ由来の葉緑素は酸化しやすいです。

肌用のオリーブオイルはこの成分を精製して取り除いていると思いますが、食用のエキストラバージンオリーブオイルを肌に試されるときは、ペーパーフィルターを何度かかけて試されるのはいかがでしょうか。

ただ、オリーブオイルは10%前後リノール酸も含まれています。リノール酸でアレルギー反応が出る場合もありますので、アレルギーをお持ちの方はくれぐれもご注意ください。

 

ご参考にしていただければ幸いです。 hinatano 加藤 昭広

2016.10.04

オリーブオイルが乾燥した季節に使える意外な方法と選び方をご案内します。

サラッとしていて美味しいオリーブオイル

なぜオリーブオイルが乾燥した季節にいいのか?

イタリアのオリーブ農園を訪問すると、応対してくれた女性の従業員の方が、
エキストラバージンオリーブオイルを手に塗るのをよく見かけました。

話を聞くと、塗る以外にも色々使い道があるようでした。

 


 

オリーブオイルはこんなに使える。保湿、飲む

エキストラバージンオリーブオイル(以下オリーブオイル)の主成分はオレイン酸
オレイン酸は、母乳や皮脂にも多く含まれる成分です。そのためお肌のケアにオリーブオイルはよく使われていますよね。

飲める鮮度のオリーブオイル

これ以外でお試しいただきたいのが、乾燥した季節の喉のケア。
オフィスなど乾燥した環境で、喉が痛くなるのは困りものです。
よくハチミツなどを飲まれている方がいらっしゃいますが、すぐに効果が無くなってしまいます。

ハチミツの替わりにオリーブオイルを一口飲んでみてください。
オリーブオイルは、ハチミツと違い油脂なので、喉に長く留まり効果が長持ちします。
オリーブオイルを飲むのに慣れないうちは、ピリっていう辛味を感じることもありますが、それは抗酸化物質のポリフェノール由来ですからご安心ください。

 


 

ブルーナのオリーブオイルをご愛用いただいたお客様

私が起業した10年くらい前の話です。
お客様に肌荒れに悩まれている方がいらっしゃいました。
かなりの敏感肌だったらしく、有機栽培のオリーブオイルをいろいろ試されたようですが、結果hinatanoで扱うブルーナ家のオリーブオイルだけが大丈夫だったみたいで、3年ほどお使いいただきました。

手前味噌ですが、ブルーナ家の農園は200年以上前から有機栽培しかしておりません。
そのあたりも影響があったのかな。と思っていました。

 


 

肌や喉に使うオリーブオイル。大事なのは鮮度

エキストラバージンオリーブオイルは、オリーブの実の生搾りジュース。100%天然のものです。
オリーブオイルには人工的に精製されたピュアオリーブオイルと言われるものもあります。

ピュアオリーブオイルは、エキストラバージンオリーブオイルの基準である酸度0.8%を満たすことができなかったオイルを精製して酸度を下げたものです。具体的には、水酸化ナトリウムを使って遊離脂肪酸を取り除いて酸度を下げたりです。

そのためピュアオリーブオイルは、飲んだりお肌に使ったりは向かないと思います。

鮮度の良い良質なエキストラバージンオリーブオイルはサラサラ

もうひとつ紛らわしいのは、エキストラバージンオリーブオイルやバージンオリーブオイルなど、少しだけ文言が違う紛らわしい品があることですよね。

ここはシンプルにご案内しますと、
1.バージンオリーブオイルとは、搾っただけのオリーブオイルの総称です。
2.加えてエキストラ(イタリア語表示の場合はエクストラ)が付けば酸度が低い上級のもの。
3.ただのバージンオイルは、それよりも品質が下だということです。

ともあれ、エキストラバージンオリーブオイルは、とてもデリケートなものです。
少しのことで傷んでしまいます。特に透明ボトルは絶対避けてください。
開封前でもオリーブオイルに含まれる葉緑素で光合成を起こして酸化してしまいます。

 

以前のご案内したエキストラバージンオリーブオイルが、熱や光で劣化する記事です。

オリーブオイルが熱によって劣化する内容をご説明します。遊離脂肪酸編
オリーブオイルが熱によって劣化する内容をご説明します。ピロフェオフィチンa編
光がエキストラバージンオリーブオイルをどのように劣化させるかご説明します。

 


 

肌や喉にやさしいオリーブオイルの使い方 のまとめ

エキストラバージンオリーブオイルはオリーブの実の生搾りジュース。天然成分100%です。

乾燥した季節にはお肌のケアなどに使われる方も多いと思いますが、お試しいただきたいのが喉のケア。
しっとり感が長持ちします。

ひとつ気にかけていただきたいのが、オリーブオイルの鮮度。

エキストラバージンオリーブオイルは生鮮食品、鮮度が大事だと思います。

 

hinatano 加藤 昭広

2016.08.29

スキンケア用にオリーブオイルを選ぶ時に、ご参考になれば幸いです。

マイルドで美味しいオリーブオイル

なぜオリーブオイルが肌にいいのか?

エキストラバージンオリーブオイル(以下オリーブオイル)の主成分はオレイン酸です。

オレイン酸は肌の成分に近いので浸透率が高く保湿力もあります。
この事がよく知られているので、スキンケア商品もたくさん出ていると思うのですが、商品を見て「品質は大丈夫かな?」と気になることが時々あります。

オリーブオイルインポーターの視点から、それらのことを記させていただきます。ご参考にしていただければ幸いです。

 


 

肌に使うオリーブオイル。品質が大事だと思います。

オリーブオイルを肌に直接使用されるわけですから、その品質。特に酸化物質の状態などが気になりませんか?

確かにオレイン酸は酸素による酸化に強いのですが、オリーブオイルが一番苦手にしているのは光です。オリーブオイルの綺麗な色は葉緑素、光で光合成を起こして酸化物質を出してしまいます。

食用の小瓶なら、使い切りサイズとして透明ボトルがあったとしても、1ヶ月など一定期間使用するスキンケア用のオリーブオイルは、透明なボトルに入れない方が良いと私は思います。

スキンケア用オリーブオイル
以前、取引先のオリーブオイル生産者からスキンケア用オリーブオイルの試作品として送られてきた品です。
確かアンチエイジング用と言っていました。私はイタリアの食が専門なので、取り扱いませんでしたが、ちゃんと遮光ボトルになっていますよね。
この生産者はイタリアの本物の貴族のご婦人です。本物をよくご存じの方です。

 


 

肌荒れにhinatanoのオリーブオイルを使われたお客様

数年前の話ですが、肌荒れに悩まれてオーガニックのオリーブオイルを洗顔用に探されていたお客様がいらっしゃいました。いくつかお試しになられて、いまhinatanoで扱っているオリーブオイルをしばらくお使いになっていました。オーガニックと言ってもなかなか肌に合うのが無かったそうです。オーガニックのオリーブオイルと言っても、辛み苦みに表れるポリフェノールの含有量も違いますので品ごとの違いはでてきます。

 

少し内容が違いますが、私自身、掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)というアレルギーに由来する疾患にかかり、足裏のひび割れで歩けなくなったり、手荒れがひどくて買い物でおつりを受け取る際に店員さんの顔色を伺う思いをしてきたので、肌は大事だなと思う次第です。

 


 

精製されたオリーブオイルを肌に。その精製法は?

オリーブオイルと言えども、辛み苦みなどポリフェノールの含有量も違えば、有機栽培など畑の土壌の違いもあります。有機栽培で無い場合は使用している化学肥料に反応してしまうこともあるでしょう。

では、精製していれば良いかですが、”オリーブオイルの精製”を意味する事は2つあります。
ひとつは、フィルターを何度もかけて沈殿物を取り除く。でもこの沈殿物もオリーブです。

もう一つは、ピュアオリーブオイルを作るときのような工程です。水酸化ナトリウムで遊離脂肪酸を取り除いて酸度を下げたり、蒸気を吹き込んで不純物を取り除いたりします。精製した方が良いのなら、どのような精製方法を行っているか知りたいですよね。

 


 

肌に良いオリーブオイルを選ぶ時に参考になれば幸いです。のまとめ

1.透明なボトルのオリーブオイルは、光で劣化するので避けた方が良いと思います。

2.敏感肌の方は、有機栽培のオリーブオイルを試された方が良いかも知れません。

3.オリーブオイルの精製には、水酸化ナトリウムを使用している方法もあるので、気になる方は製造元へお問い合わせなさってみてください。

 

雑感のようなブログになってしまいました。
私の取引先のオリーブオイル生産者には女性もいるのですが、確かによくオリーブオイルを手に塗っていました。

 

hinatano 加藤 昭広

2016.08.12

便秘改善にエキストラバージンオリーブオイルをお勧めする理由と体験談をお話しします。

マイルドで美味しいオリーブオイル

便秘改善エキストラバージンオリーブオイルをおすすめする理由

便秘にお勧めする一番の理由は、エキストラバージンオリーブオイルはオリーブの実の生搾りジュース。
自然食品そのものだからです。薬などよりずっと良い。それに実際効果もありました。

しかし、ご紹介するのは ”たまたまそうなった” という内容で極端な例です。
お話しする内容をそのまま行うのはお勧めいたしません。念のため。

 


 

エキストラバージンオリーブオイルは確かに便秘に効果があった

便秘に対するエキストラバージンオリーブオイルの効能は、腸の動きを活性化させるとか、オレイン酸が主成分なので腸で吸収されにくく潤滑油の役目をするなど言われています。実際効果があることを体験しました。

 

この仕事を始めるにあたってオリーブオイル生産者の訪問を始めた頃の話です。
今でも取引のある南イタリアの生産者は、当時から数十種類のオリーブを生産していました。初回訪問の時「一通り味見をしましょう」ということになり、オリーブオイルをフレーバー付き含めて13種類ほどを、各大さじ2杯程度テイスティングしました。時間帯は、確か午後3時から4時頃にかけてだと思います。

オリーブオイルの味見

 

一通り商談が終わって農園を出てから約30分後、急に腹痛が始まりそのまま最寄りのトイレに駆け込み。
しばらく出られませんでしたが、そのあとはスッキリ。夕食も宿泊した町の食堂でパスタと肉料理をガッツリ頂戴しました。

当時は便秘とエキストラバージンオリーブオイルの関係についてよく分かっていなかったので、「いったいさっきの腹痛は何だったのだろう?」といった不思議な感じだったのを記憶しています。

 

”お通じに効いた” という私の体験談だったのですが、あらためてご注意いただきたいことを。
この時は何しろ量が多すぎです。オリーブオイル生産者の人達は、オリーブオイルのティスティングを毎日のようにやっていたので体が慣れていたのでしょうけど、普通は体がビックリしてしまうと思います。よく推奨されている1日大さじ2杯程度で時間をかけて改善するのがよろしいのではないでしょうか。

あと、あの時は、胃腸が休んでいる食間に大量のオリーブオイルを飲んだも事も急激な反応が起きた原因だと思います。

 


 

便秘に効果があるエキストラバージンオリーブオイルは美味しい

そもそもですが、エキストラバージンオリーブオイルと言えでも、大さじ換算で20杯も飲めるの?
胸焼けなど、飲んだ後に胃腸が変調を起こさないの?心配になりますよね。

でも本物のエキストラバージンオリーブオイル、それもオリーブ農園でいただくものは全然油っぽくありません。
後味がスッと抜けて爽やかなものです。

私は農園で食べるのと同じ味でお届けする事を大事にしていますので、お送りするオリーブオイルの鮮度に自信があります。しかし、一般に売られているエキストラバージンオリーブオイル全てが完璧な鮮度かと言うと、業界の事を知っているだけに何とも言えないです。

オリーブオイル

 


 

便秘にエキストラバージンオリーブオイル。カロリーが心配ですか?

さて、毎日高カロリーの食用油を飲んでも太らないか?心配になりますよね。
でも、エキストラバージンオリーブオイルの主成分は、腸で吸収されにくいオレイン酸。
鮮度が良ければ遊離脂肪酸の酸価も低いので、ほかの食用油に比べて体には残りにくいはずです。
ただこれも鮮度次第なのです。

 


 

便秘改善にエキストラバージンオリーブオイルのすすめ のまとめ

1.鮮度の良いエキストラバージンオリーブオイルは、オリーブの実の生搾りジュース。とても自然な食品なので体に良いです。

2.エキストラバージンオリーブオイルの主成分は、腸に吸収されにくいオレイン酸。吸収されにくいので潤滑油の役目を果たしますし、体にも付きにくいと思います。

3.飲む量は推奨されている1日大さじ2杯程度でゆっくり改善されていくのがよろしいのではないでしょうか。急激なのは体に良くないと思います。

 

最後に。あのときは、何が起きたのかとすごくビックリしました(苦笑)

hinatano 加藤 昭広

2016.07.29

飲むオリーブオイルについてご説明します。

サラッとしていて美味しいオリーブオイル

飲むオリーブオイルとは、美味しくなければいけない

オリーブオイルはお好きですか?きっと食物油の中でオリーブオイルは一番美味しいと思うのです。
それも搾っただけのエキストラバージンオリーブオイル(エクストラバージンオリーブオイル)は格別です。
何故ならオリーブは果実です。
グリーンオリーブで肉厚の美味しいもの味を思い起こしてください。
味は果実そのもの。オイル用のオリーブは少し種類が違いますが、それの仲間なのです。美味しくない方がおかしいです。

 


 

オリーブオイルは、飲めなければ本物とは言えない。と思います。

飲むオリーブオイルは、やはりエキストラバージンオリーブオイルです。
作る工程で一切加熱していませんからオリーブの実の生搾りジュースです。
どんな油脂類も熱が加わると油っぽくなります。エキストラバージンオリーブオイルは、熱を加えないで作れる極めて稀な油脂類です。最近は、ごま油でも熱を加えないで作る方法がありますが、比べてみると、やはり穀物と果実ではジュース加減が違うと思いました。

オリーブオイルの保存タンク

私が農園で試飲するエキストラバージンオリーブオイルは、多少辛み苦みがありますが、それは素晴らしい味です。
とにかく味が軽い。サラッとしていて、いくら飲んでも決して胃もたれはしません。
本来オリーブオイルとは、飲めてあたりまえのものです。

ただ、辛み苦みが強いと毎日飲むのは辛くなってしまいます。辛いことはなかなか続きません。
ですから、比較的マイルドで、辛み苦みが少ない完熟タイプのエキストラバージンオリーブオイルが飲むのには最適だと思います。完熟タイプのエキストラバージンオリーブオイルは、魚介類中心の食文化を持っている産地で好んで食されます。hinatanoで取り扱っているタジャスカ種のオリーブもこれにあたります。

 


 

私のオリーブオイルは、店頭販売の時に必ず飲んでいただいています。

私はオリーブオイルのWeb通販と卸売業を10年近く営んでいます。卸先のお客様からのご依頼で店頭販売を行うことが多いのですが、オリーブオイルの試食は飲んでいただいています。

飲んで「油っぽい」と感想をいただく方は、100人のうち2,3人くらいです。ほとんどの方は、味の軽さに驚かれます。

 


 

飲めるオリーブオイルを探す方法は?

一番大事なのは、お手元に届くまでどのように管理されていたかです。
どんなに良いエキストラバージンオリーブオイルでも、管理がいい加減だと別物になってしまいます。

オリーブオイルが熱によって劣化する内容をご説明します。ピロフェオフィチンa編
オリーブオイルが熱によって劣化する内容をご説明します。遊離脂肪酸編
光がエキストラバージンオリーブオイルをどのように劣化させるか

マイルドで美味しいオリーブオイル

それに、飲みやすい完熟タイプのエキストラバージンオリーブオイルは、とてもデリケートです。
オリーブオイルの辛み苦みはポリフェノールに由来するのですが、ポリフェノールが少ない分だけ温度管理などを、きっちりやってあげなければなりません。

多少温度管理が緩くても、食用オリーブ油として召し上がって頂く分には問題無いと思うのですが、私は工房で味わう味と同じものをお届けしたいので、空輸と温度管理して直接納品することに拘っています。

このような品の探し方ですが、売っているのは専門店になると思います。専門店にはオリーブオイルソムリエなど詳しい方がいらっしゃるはずです。その方に運び方や管理のされ方など聞いてみて確認するのが良いと思います。通販などでお買い求めの際にも、どのように管理されているか問い合わせてみるのをお勧めいたします。

空輸のオリーブオイル
紙に書いてあるMIとは、ミラノから航空便の意味です。
私は、2ヶ月程度で売り切れる量をこまめに輸入しています。

 


 

飲むオリーブオイルとは、どのようなものか、のまとめ

1.エキストラバージンオリーブオイルは、元々飲めるのがあたりまえ。

2.飲むのに適しているのは、辛み苦みがマイルドな品種

3.エキストラバージンオリーブオイルの味は、輸送方法など管理で全然変わってくる

 

オリーブオイルは鮮度が一番!と思います。

hinatano 加藤 昭広

2016.07.15

オリーブオイルダイエットについて、オリーブオイルが太りにくい事について説明させていだだきます。

 


 

マイルドで美味しいオリーブオイル

オリーブオイルダイエット。油を飲んでも大丈夫なのか?

オリーブオイルダイエットは、ご存じの通り「オリーブオイルを飲むことにより食欲を抑えましょう。」というもの。
いわゆる高カロリーダイエット。

でも素朴な疑問がありませんか?。
「油ってカロリーの塊みたいに思えますよね。それを飲んで、なぜ太らない?ダイエットにならないのでは無いか?

確かにイタリアでは健康法としてエクストラバージンオリーブオイルをショットグラスで飲んでいるのを何度か見たことがあります。でもその人達は決して太っているわけでは無い。
本当のところは、どうなのか、ちょっとだけ科学的根拠も含めてご紹介です。

 


 

オリーブオイルがダイエットに適している理由

イタリアのオリーブオイル生産者は口々に「オリーブオイルは、ほかの油と違って太らない」と言います。
その理由を以前、何人かのオリーブオイル生産者に聞いたことがあります。その会話の内容をご紹介しますね。

 

まず理由の一つ目、「エクストラバージンオリーブオイルの70%は、体に吸収されにくいオレイン酸だから」

でも、オレイン酸がたくさん含まれている食物油は他にもありますよね。最近は人工的にオレイン酸を加えているオイルもあります。じゃあ、それらのオイルもエクストラバージンオリーブオイルみたいに太りにくいの?と聞いてみました。

 

二つ目の理由。「熱が加わっていない油脂類は体に脂肪として付きにくい」ということでした。
確かにエクストラバージンオリーブオイルは、搾油から瓶詰めまで、全く熱が加わっていません。

その時は、「そういうものなのか。サラサラだから消化されないで流れていくのかな」くらいの理解で分かった気になっていたのですが、数年後にオリーブオイルと熱に関する海外のレポートを見つけて分かりました。

 

油脂類に熱が加わると遊離脂肪酸が増えてしまうのです。この遊離脂肪酸は、エネルギーとして消費しないと体についてしまう、つまりカロリーそのもの。熱が加わっていないエクストラバージンオリーブオイルの遊離脂肪酸の国際基準では0.8%ですから、ほかの油脂類に比べて確かに低いです。このあたりがエクストラバージンオリーブオイルが太りにくくて、ダイエットに向いている理由のようでした。納得。

オリーブオイルに熱が加わると遊離脂肪酸が増える件は、こちらをご参照ください。

搾りたてのオリーブオイル

 


 

オリーブオイルダイエットと地中海ダイエットの違い

うんちくをひとつ。
地中海ダイエットって聞いたことがありますか?一昔前良く話題に出ていました。
実は、地中海ダイエットは、痩せるのが目的ではありません”食生活をオリーブオイルや新鮮な食材にして健康的な体にしましょう”です。海外では、ダイエットって痩せるという意味では無いみたいです。

ラベルに”地中海ダイエット”と書いてある生産者と、痩せる事を話題にしたら会話がかみ合わなかったので知りました 笑

 


 

オリーブオイルも鮮度が良くなければダイエット効果が減少

こんなに素晴らしく太りにくいエクストラバージンオリーブオイル。
だったら思いっきり使いたいですよね。パンにたっぷり付けたりして。

でも、ひとつ残念な問題があります。
日本ではエクストラバージンオリーブオイルの法的な基準が無くて、あるのは「食用オリーブ油」だけ。
基準の酸度は、2%以下です。

酸度2%以下で、食品ラベルに「食用オリーブ油」と書いておけば、表のラベルに大きくエクストラバージンオリーブオイルと名乗っても良いのです。そんなバカなと思われるかも知れませんが、残念ながらそうなのです。。。

それにエクストラバージンオリーブオイルは、オリーブの実の生搾りジュースですから生鮮食品のようなもの。国際基準を満たしていた輸入品のエクストラバージンオリーブオイルも、輸入するときの温度管理が悪ければ、エクストラバージンオリーブオイル遊離脂肪酸の国際基準を越えてしまうのです。。。。

鮮度の良いエクストラバージンオリーブオイルを手に入れる方法については、以前書いた記事があるので、よろしければご参照ください。この記事の一番最後に書きました。

美味しいオリーブオイル

 


 

オリーブオイルダイエット。オリーブオイルは太る太らない?のまとめ

1.体に吸収されにくいオレイン酸が主成分で遊離脂肪酸が少ないエクストラバージンオリーブオイルは、ほかの油より太りにくい

2.日本にはエクストラバージンオリーブオイルの基準が無いから買うには注意が必要

3.エクストラバージンオリーブオイルは生鮮食品、鮮度が大事

 

hinatano加藤 昭広

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